Project/Area Number |
22K06772
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 47060:Clinical pharmacy-related
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
平井 啓太 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 准教授 (30740203)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白井 敏博 地方独立行政法人静岡県立病院機構静岡県立総合病院(救急診療部、循環器病診療部、がん診療部、臨床診療部, 臨床診療部, 部長 (50522760)
権 寧博 日本大学, 医学部, 教授 (80339316)
伊藤 邦彦 静岡県立大学, 薬学部, 教授 (90221770)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 喘息 / 慢性閉塞性肺疾患 / ステロイド抵抗性 / バイオマーカー / 気管支喘息 |
Outline of Research at the Start |
気管支喘息と慢性閉塞性肺疾患 (COPD) は異なる発症要因を有するが、その病態の類似性が報告されるなど、両疾患の病態は複雑であり異質性に富む。このことから、病態の特徴に応じて治療法の選択を行うプレシジョンメディスンの実現が期待されている。両疾患においてステロイド治療は重要な治療法の一つと考えられているが、その応答性を判別できる指標は臨床において乏しい。本研究は喘息およびCOPD患者に対し、包括的にステロイド治療応答性を評価し、さらに病態を規定する臨床的指標、分子病態マーカー、遺伝子多型を統合的に解析し、応答性・非応答性患者の病態的特徴を解明する。
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Outline of Annual Research Achievements |
気管支喘息と慢性閉塞性肺疾患 (COPD) は異なる発症要因を有するが、その病態の類似性が報告されるなど、両疾患の病態は複雑であり異質性に富む。このことから、病態の特徴に応じて治療法の選択を行うプレシジョンメディスンの実現が期待されている。両疾患においてステロイド治療は重要な治療法の一つと考えられているが、その応答性を判別できる指標は臨床において乏しい。本研究は喘息およびCOPD患者を対象とし、血中免疫細胞を用いたステロイド治療応答性の評価を実施し、さらに病態を規定する臨床的指標、分子病態マーカー、遺伝子多型を統合的に解析し、応答性・非応答性患者の病態的特徴を解明する。 これにより、ステロイド治療応答性を判別することが可能なバイオマーカーを構築することを目的としている。 上記の研究目的を達成するため、喘息患者およびCOPD患者を対象とした前向き観察研究を昨年度より実施し、本年度に患者登録、検体収集を全て完了した。200名の患者が研究に登録され、検体採取後1年間の観察において、症状の悪化による緊急受診や入院のイベントを記録した。各被験者の血液中の免疫細胞を用いたステロイド薬(デキサメタゾン)に対する反応性評価は全ての検体において完了した。さらに、ステロイド治療に対する反応性と関連するバイオマーカーを探索するため、関連分子の遺伝子多型解析や遺伝子発現解析、血清中タンパク濃度解析を実施した。今後、これら測定項目とステロイド治療応答性との関連性を評価する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定していた患者コホートの集積および検体採取および観察期間が完了した。また、本年度実施予定の解析項目を全て完了しており、本年度の目標は一定の水準で達成している。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度に引続き同様な研究体制で研究を継続する。 患者コホートの検体を用い、引き続き血中・尿中の病態マーカー、血中マイクロRNAおよび遺伝子多型解析を実施し、ステロイド応答性を判別可能なバイオマーカーを探索する。
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