Project/Area Number |
22K06855
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 48030:Pharmacology-related
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
神吉 昭子 信州大学, 学術研究院医学系, 助教 (10397309)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | アドレノメデュリン / アドレノメデュリン2 / 肝癌 |
Outline of Research at the Start |
アドレノメデュリン(AM)は、循環調節作用を有する生理活性ペプチドであり、脂肪細胞の分化、および糖脂質、エネルギー代謝を制御していることを明らかとしてきたが、アドレノメデュリン2(AM2)の代謝制御における意義は明らかでない。本研究では、代謝制御におけるAMとAM2の機能分化と相互作用、およびメタボリックシンドロームから肝癌発症における病態生理学的意義を解明し、AMとAM2が新たな治療標的になるか検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
アドレノメデュリン(AM)は、循環調節作用を有する生理活性ペプチドであり、脂肪細胞の分化、および糖脂質、エネルギー代謝を制御していることをこれまでに明らかとしてきたが、アドレノメデュリン2(AM2)の代謝制御における意義は明らかでない。本研究では、AM2ノックアウトマウス、およびAM2の受容体活性調節タンパクRAMP3のノックアウトマウスを用いて、代謝制御におけるAMとAM2の機能分化と相互作用、およびメタボリックシンドロームから肝癌発症における病態生理学的意義を解明し、AMとAM2が新たな治療標的になるか検討することを目的とした。 これまでに、ジエチルニトロサミン(DEN)と高脂肪食(HFD)投与による原発性肝癌モデルにおいて、肝臓の腫瘍部では、非腫瘍部と比較してAM2の発現が有意に増加し、AM2の受容体活性調節タンパクであるRAMP3の発現も腫瘍部で増加することを報告している。令和5年度は、AM2の肝癌発症における役割を解明するために、AM2ノックアウトマウス(AM2-/-)を用いて原発性肝癌モデルを作成し、検討を行った。AM2-/-は野生型マウスと比較して、腫瘍数の減少が見られ、腫瘍マーカーである血清AFP値が低下する傾向が見られた。以上の結果から、AM2が肝臓における腫瘍の発生に関与することが示唆され、さらに詳細に解析することにより、AM2の肝癌発症における機能制御が明らかになると考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
AM2の肝癌発症における役割を解明するために、AM2ノックアウトマウス(AM2-/-)を用いて肝癌モデルを作成し、検討を行った。肝癌モデルとして、ジエチルニトロサミン(DEN)と高脂肪食(HFD)投与による原発性肝癌モデルを作成した。AM2-/-は野生型マウスと比較して、腫瘍数の減少と血清AFP値が低下する傾向が見られた。以上の結果より、AM2が肝癌発症における治療の有用な標的となることが示唆された。当初の研究実施計画より少し遅れているが、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は、AM2ノックアウトマウス(AM2-/-)を用いて、原発性肝癌モデルの解析を引き続き行う。野生型マウスとAM2-/-の腫瘍部と非腫瘍部における遺伝子発現を、マイクロアレイにより網羅的に解析することで、AM2の肝癌発症における機能制御をより詳細に解明する。AM2の受容体活性調節タンパクRAMP3のノックアウトマウスでも同様の解析を行う。
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