Project/Area Number |
22K06937
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 49020:Human pathology-related
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology (2023) The University of Tokyo (2022) |
Principal Investigator |
六反 啓文 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (00782559)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
|
Keywords | 腺窩上皮分化 / MUC5AC / 早期胃型腫瘍 / 胃粘液癌 / 進行胃癌 / コピー数解析 / 胃型 / 固有腺 / 腺窩上皮 / 悪性度 / 分化状態 / DNAシークエンス |
Outline of Research at the Start |
固有腺あるいは腺窩上皮等の胃型上皮への分化を示す胃腫瘍群には、良性症例と悪性症例が含まれている。これまで様々な分類が提唱されているが、実際には、既存の分類では捉えきれない症例間多様性を有している。また、進行癌化ポテンシャルと相関する分子遺伝学的因子がいまだ十分に解明されていない腫瘍群でもある。 本研究では、詳細な病理学的解析により該当例を亜分類したうえで、悪性度と関連する体細胞変異をDNAシークエンスにより同定しつつ、亜型ごとの組織学的な(あるいは分化方向性を示す免疫組織化学的な)近縁関係をふまえた分類最適化を目指す。また、生検診断時に役立つ免疫組織化学的マーカーの探索も行う。
|
Outline of Annual Research Achievements |
低異型度の胃型腫瘍を母地として悪性度を増しながら進展していく機構の解明を目指すなかで、研究に適した症例数の確保を課題としていた。令和5年度(2年目)においては、細胞内粘液という共通点に着眼することで、低異型度の腺窩上皮型腫瘍(MUC5AC陽性)から胃粘液癌へ進展していく症例群を少数例ながら見出すことができた。また、その進展に関連する免疫組織化学マーカーの候補を挙げることができたため、2度の学会発表を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
症例数の確保は依然として課題であるものの、2年終了時点で、低異型度の腺窩上皮型腫瘍と胃粘液癌の関連について、一定の知見を得られているため。
|
Strategy for Future Research Activity |
腺窩上皮分化を示す胃腫瘍を対象として、引き続き、病理形態学的および分子遺伝学的な近縁関係をふまえた分類最適化を進める。また、今年度認めた胃粘液癌への進展経路については、頻度確定を進めるべく該当症例数の確保に努める。あわせて、先行報告ではindolentとされているサブタイプを母地とした進行胃癌症例を日常病理診断で経験したため、そうした症例を組み込み、高悪性度化や進展に関連するマーカーの探索を継続する。
|