Project/Area Number |
22K06984
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 49020:Human pathology-related
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
杉本 亮 岩手医科大学, 医学部, 特任講師 (30724869)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅井 有 岩手医科大学, 医学部, 非常勤講師 (20187628)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 胃癌 / dMMR / マイクロサテライト不安定性 / 外科病理学 |
Outline of Research at the Start |
Microsatellite instability (MSI) 型の胃癌は約10-20%に認められ、日常診療で遭遇する機会が少なくない組織病型である。本研究では外科的および内視鏡的に切除された胃癌検体を用いて、MSI陽性胃癌の臨床病理学的および病理組織学的因子を同定し、その組合せからMSI型胃癌の診断を行うための基盤となる研究を行う。得られた知見は日常の病理診断に反映することが可能であり、医療の根幹である病理診断の質の向上につながる。また、胃生検への応用も検討する。胃生検からMSI型胃癌を発見することは癌の早期発見および早期治療に直結する。
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Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度 MSI型胃癌の臨床病理・組織学的特徴を比較検討し以下の解析を行う(担当;申請者、研究分担者)。a) 臨床病理学的特徴の解析:性別、 年齢、 発生部位、 および肉眼型を解析する。 b) 組織学的特徴の解析: 胃癌取り扱い規約 (15版)に則り生検の病理診断を行う。 病理組織学的所見 (核形、核の大小不同、壊死、アポトーシス、核小体、核クロマチンの性状、乳頭管状構造、核分裂像数、TIL数、CD4陽性リンパ球数、CD8陽性リンパ球数、およびCD20陽性リンパ球数)に着目し観察し検討する。 ③ 臨床病理および病理組織所見をMSI型胃癌とMSS型胃癌で比較し、多変量解析(名義ロジスティック解析)によりMSI型癌に特徴的な所見の同定を行う。④多変量解析の結果から切除検体におけるMSI型癌の予測式を算出する。予測式の妥当性の確認をvalidationコホート(約100例ずつの早期癌、進行癌)で行う。⑤切除検体のMSI予測式が生検検体でも適応可能かを検討する。現状では、予定より早く進捗し、1.令和4年度の研究成果に対する予測式の妥当性の確認をvalidationコホートの作製を行った。早期癌78例、進行癌62例を収集し、前年度作製した予測式をもとに、採点した。結果、dMMR群はpMMR群と比較し7点以上を示す症例が多く、pMMRは7点未満を示す症例が多かった(p<0.0001).また、7点以上でdMMRの検出は感度68%、特異度78%、陽性的中率47%、陽性尤度比が3.1であった。引き続き、validationコホートの解析を継続し、論文化のためのデータ収集を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
dMMR型胃癌の組織学的同定を目指した研究であり、切除検体と生検検体を対象としている。切除検体では上記の結果を得ており、概ね順調である。生検検体につ いては、70例程度の症例を収集し詳細の検討を行ったが、論文構成から切除検体の結果を基に成文化する方針
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Strategy for Future Research Activity |
作製した予測式の妥当性の検討と更なる解析をようする。切除検体の結果を元に論文作成をしていく予定である。
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