| Project/Area Number |
22K07000
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 49030:Experimental pathology-related
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| Research Institution | Hiroshima University (2024) Nagoya University (2022-2023) |
Principal Investigator |
三井 伸二 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (80646505)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榎本 篤 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (20432255)
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| Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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| Keywords | CD109 / 肺腺癌 / がん間質 / がん関連線維芽細胞 / 肺癌 / 間質浸潤 / Meflin |
| Outline of Research at the Start |
正常な肺の間質成分はごく少量であるが,肺癌では間質成分が増加し,同部への浸潤が生じる.しかし,その詳細なメカニズムは不明である. 我々が作製したCD109ノックアウトマウスに肺腺癌を発症させたところ,野生型マウスに発症した腺癌に比べ,間質への浸潤が有意に抑制されることが明らかとなった.加えて,ヒト肺腺癌では,癌・間質境界領域の癌細胞にはCD109が,間質側の線維芽細胞には我々が同定したMeflinがそれぞれ高発現しており,かつ両者が機能的に関連することが見出された. 以上のことから,本研究では,癌・間質境界領域におけるCD109/Meflinの相互作用が間質浸潤を制御する可能性について検証する.
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| Outline of Annual Research Achievements |
我々は,扁平上皮癌・脳腫瘍・膵癌・骨肉腫などの多くのヒト腫瘍組織において高発現する膜タンパク質としてCD109を同定し,これが様々な腫瘍の発症ないし進展を助長する分子であることを明らかにしてきた.また,このCD109を欠損させたCD109ノックアウトマウスを作出し,個体レベルでの解析を行ってきた.このCD109ノックアウトマウス(CD109-/-マウス)と肺腺癌自然発症モデルを交配させ,肺腺癌を発症させたところ,野生型マウス(CD109+/+マウス)における腫瘍組織では,CD109ノックアウトマウスに比べて有意に高度の間質浸潤を生じることが明らかとなった. またこれまでに,ヒト肺腺癌の間質浸潤部の癌・間質境界領域では,癌細胞にはCD109が,間質側の線維芽細胞にはやはり我々が同定したMeflinがそれぞれ高発現しているという興味深い現象が観察されている.さらに,ヒト肺腺癌においてCD109高発現群が低発現群に比べて有意に生命予後不良であることを明らかにするとともに,上述のCD109およびMeflinを強制発現させた培養細胞を用いた免疫沈降により,両者が共沈するとの予備的結果が得られている. より生理的な条件で両者の相互作用を検討するため,CD109およびMeflinの両者を内因性に発現する細胞株を二種同定することに成功した.そのうちの一細胞株において,免疫沈降法を行ったところ,内因性のCD109とMeflinが共沈する結果が得られた. また,癌・間質境界領域におけるCD109/Meflinの相互作用を組織学的に検討するため,ヒト肺癌組織切片を用いた免疫組織化学的解析を実施中である.
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究計画に沿って,CD109およびMeflinを内因性に発現する細胞株において免疫沈降を実施し,共沈することが確認できた.研究代表者が所属研究機関を異動したことにより,進捗状況に若干の遅れが生じている.
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| Strategy for Future Research Activity |
CD109およびMeflinを内因性に発現する細胞株を用いて,引き続き両分子の相互作用を検討するとともに,今後はCD109を内因性に発現する細胞株とMeflinを内因性に発現する細胞株を共培養することでさらに生体内に近い状況での解析を行う. また,研究計画に沿って,ヒト肺癌組織を用いた免疫組織化学的解析を継続する.
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