Project/Area Number |
22K07018
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 49030:Experimental pathology-related
|
Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
川辺 淳一 旭川医科大学, 医学部, 教授 (10400087)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
|
Keywords | mesenchymal stem cells / capillary / pericytes / somatic stem cells / angiogenesis |
Outline of Research at the Start |
間葉系幹細胞(MSCs)様の分化能をもつ毛細血管周細胞(PCs)の存在が数多く報告され、組織内の局在が明確な主要なMSCsと考えられてきた。しかし、特定の細胞を生体内で追跡するシステムなどを用いた最近の研究では、多能性PCsの存在を否定する報告がでてきている。 我々は、組織再生時の新生微小血管のPCsの一部は、非周細胞からPCsに変容した多能性細胞であるという仮説をたて、シングルセル解析により、このPC化する運命の細胞を特徴づける遺伝子を同定することに成功した。本研究では、PC前駆細胞が、組織障害時にPC化し、多能性PCsとして、各種病態下での組織再生に寄与しているか明らかにする。
|
Outline of Annual Research Achievements |
間葉系幹細胞(MSCs)様の分化能をもつ毛細血管周細胞(PCs)の存在が数多く報告され、組織内の局在が明確な主要なMSCsと考えられてきた。 しかし、特定の細胞を生体内で追跡するシステムなどを用いた最近の研究では、多能性PCsの存在を否定する報告がでてきている。我々は、組織再生時の新生微小血管のPCsの一部は、非周細胞からPCsに変容した多能性細胞であるという仮説をたて、シングルセル解析により、このPC化する運命の細胞を特徴づける遺伝子を同定することに成功した。本研究では、PC前駆細胞が、組織障害時にPC化し、多能性PCsとして、各種病態下での組織再生に寄与しているか明らかにする。 目的1 周細胞化する細胞(PC前駆細胞)の同定と特性解析 (1)NG2陽性化細胞の分離調整; NG2-Lineage tracingマウスにおいてTamoxifen処理により体内PCを蛍光ラベルした後、細胞分散し、FACSにより該当細胞を分離する。(2)PC前駆細胞の分離調整; PC化細胞になる運命の細胞を同定するマーカーXXを利用して同細胞を分離する。(3)細胞特性の評価; 分離調整した細胞群について 血管形成能、MSCs やNSCs様細胞分化能の評価、遺伝子発現プロファイルをアレイ解析で評価する。 目的2 組織再生におけるPC前駆細胞の役割解明 (1)PC前駆細胞の組織内局在; NG2DsRedマウスを用いてCTXによる骨格筋障害前後でXX陽性細胞の局在を確認する。 (2)pPCsの導入による虚血・障害組織の再生への影響; CTX-骨格筋障害および下肢虚血病態動物モデルにおいて分離調整した細胞導入実験を行う。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画と比べると昨年のシングルセル解析での遅延を挽回するに至っていない。 しかし、共同研究(日本医大)において、シングルセル解析について、その追加解析によって、興味深い知見をえることができ、これをもとに同目的の細胞のマーカー選定の行程に進むことができた。
|
Strategy for Future Research Activity |
目標とする細胞について単離精製および、その細胞機能評価を進めていく予定である。
|