膵癌における骨格筋と癌微小環境の相互作用の解明と予後改善を目指した治療への応用
Project/Area Number |
22K07169
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 50010:Tumor biology-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
岩上 佳史 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (60597441)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉本 智樹 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (20882244)
小山 啓介 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (90804071)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 膵癌 / 骨格筋 / 癌微小環境 / サルコペニア / myokine |
Outline of Research at the Start |
サルコペニアは加齢や疾患に伴う骨格筋量の低下と筋力低下として定義され、近年消化器癌領域において周術期の短期成績のみならず長期成績との関連が注目されている。その中でも浸潤性膵管癌(以下、膵癌)患者は特に外分泌機能障害によりサルコペニアの発症頻度が高く、サルコペニア症例では無再発生存期間および全生存期間が短縮することが報告されているが、その病態や機序の詳細については未だ解明されていない。申請者は分泌臓器としての骨格筋の役割に着目し、骨格筋由来のサイトカインであるmyokineを介した膵癌細胞および癌微小環境との相互作用を解明することで、新たな治療戦略を開発することを目的とし研究を立案した。
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Outline of Annual Research Achievements |
サルコペニアは加齢や疾患に伴う骨格筋量の低下と筋力低下として定義され、近年消化器癌領域において周術期の短期成績のみならず長期成績との関連が注目されている。その中でも浸潤性膵管癌(以下、膵癌)患者は特に外分泌機能障害によりサルコペニアの発症頻度が高く、サルコペニア症例では無再発生存期間および全生存期間が短縮することが報告されているが、その病態や機序の詳細については未だ解明されていない。申請者は分泌臓器としての骨格筋の役割に着目し、骨格筋と膵癌細胞および癌微小環境との相互作用を解明することで、膵癌の新たな治療戦略を開発することを目的とする。 本研究では、in vitroの骨格筋細胞刺激モデルを作成し抽出した検体より候補myokineを同定すること、また候補myokineの受容体を臨床検体で評価することを評価の特色とする。具体的には、骨格筋量と術前治療後膵癌根治切除症例の予後解析、in vitroにおける骨格筋細胞の培養と刺激系の確立、刺激骨格筋より抽出したmyokineの発現解析、刺激骨格筋細胞培養上清添加による膵癌細胞の悪性度変化の解析、膵癌根治切除症例におけるmyokine受容体発現解析について検討する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は、術前化学療法症例における術前の骨格筋の評価と予後との関係を解析した。またin vitroにおいて骨格筋筋芽細胞を分化させた後、電気刺激を加えて培養する系を確立することに成功した。次に電気刺激培養を行った骨格筋細胞を、次世代シークエンサー(NGS)でのRNAシークエンス(RNA-Seq)に提出する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
in vitroの骨格筋細胞を用いたRNAシークエンスの結果より、候補myokineを選出し、癌細胞、及び癌微小環境を構成する細胞(遺残癌細胞、免疫担当細胞、癌関連線維芽細胞)と共培養実験、及び臨床検体を用いた予後解析を行う予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)