64Cu-ATSM局所治療:切除困難な膠芽腫への革新的術中RI治療への挑戦
Project/Area Number |
22K07267
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 50020:Tumor diagnostics and therapeutics-related
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Research Institution | National Institutes for Quantum Science and Technology |
Principal Investigator |
檜原 扶紀子 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 分子イメージング診断治療研究部, 技術員 (20846935)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立石 健祐 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (00512055)
松本 博樹 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 分子イメージング診断治療研究部, 研究員 (00592916)
五十嵐 千佳 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 分子イメージング診断治療研究部, 技術員 (00882482)
吉井 幸恵 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 分子イメージング診断治療研究部, 併任者 (10397242)
立花 知子 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 分子イメージング診断治療研究部, 主任技術員 (40846937)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2026: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 膠芽腫 / 悪性脳腫瘍 / 低酸素化 / 放射性薬剤 / PDX / 局所投与 / 低酸素 / 64Cu-ATSM / 患者由来脳腫瘍移植モデル |
Outline of Research at the Start |
膠芽腫は、頭蓋内に生じる難治性の悪性脳腫瘍であり生存率が極めて低く、外科手術以外の新たな治療法開発が望まれる。膠芽腫の特徴として、病変内部が広く低酸素化することが知られている。これに対し申請者らは、こうした低酸素化した腫瘍に対し、特異的な集積を示す放射性薬剤を開発し悪性脳腫瘍患者に対して国産放射性治療薬としては初となる国内臨床試験を実施している。本研究では、開発した放射性薬剤の投与方法の検討により、有用性・安全性を患者由来膠芽腫移植マウスモデルを用いた非臨床試験において明らかにし、膠芽腫に対する革新的治療法の開発に挑戦する。
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Outline of Annual Research Achievements |
膠芽腫は頭蓋内に生じる難治性の悪性脳腫瘍で生存率が極めて低い。外科手術以外の新たな治療法が早急に望まれる疾患であり、病変内部が広く低酸素化することが知られている。これに対し申請者らは、低酸素化した腫瘍に対し特異的な集積を示す放射性薬剤を開発し悪性脳腫瘍患者に対して国産放射性治療薬として初の国内臨床試験を実施してきた。 本研究は、低酸素標的放射性薬剤64Cu-ATSMを用い、PETモニタリングと同時に局所治療できる新法 (PETx)の有用性を、3種のHGG患者由来脳腫瘍マウスモデル(PDX)を用いて検討した。各PDXにつき、低酸素マーカーの発現解析、64Cu-ATSM局所投与によるPETx、画像解析並びに治療効果の検討を行った。全PDXで低酸素マーカーが高発現し64Cu-ATSM 局所投与後、本薬は腫瘍全体に浸透・高集積し、長時間保持された。64Cu-ATSM単回局所投与したPDXは、コントロールと比較して、有意に生存期間が延長した。また、有害事象は観察されなかった。64Cu-ATSM PETxはHGGに対し、PETで薬剤集積を確認しながら治療できる革新的治療となりうることが示された。 2023 EANM Evaluation of PET monitoring and local therapy with hypoxia-targeting radiopharmaceutical 64Cu-ATSM for high-grade glioma 2023年第63回日本核医学 低酸素標的放射性薬剤64Cu-ATSMを用いた高悪性度神経膠腫に対する局所治療 論文投稿中 The local theranostic approach with hypoxia-targeting radiopharmaceutical 64Cu-ATSM for high-grade glioma
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)
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[Presentation] 高悪性度神経膠腫に対する低酸素環境を標的とした局所治療: 64Cu-ATSM PETx2022
Author(s)
吉井幸恵,檜原扶紀子,松本博樹,五十嵐千佳,立花知子,品田光洋,Ming-Rong Zhang, 大島 聡人, 佐藤 秀光, 成田 善孝, 栗原 宏明, 山本 哲哉, 東 達也, 立石 健祐
Organizer
第40回日本脳腫瘍学会学術集会
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