Project/Area Number |
22K07298
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 50020:Tumor diagnostics and therapeutics-related
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
西尾 信博 名古屋大学, 医学部附属病院, 特任講師 (00586430)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 義行 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (40432273)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | CAR / GD2 / piggyBac |
Outline of Research at the Start |
CARの構造は1)抗原認識部位、2)スペーサー、3)共刺激分子、4)細胞内シグナル伝達ドメインにより成り立っている。共刺激分子の違いにより、サイトカイン産生能、増殖能、あるいは体内持続性が異なることが知られているが、共刺激分子以外の構成成分がCAR-T細胞の機能に与える影響は未だ不明である。本研究では、linker部分とspacer部分がCAR-T細胞の機能に与える影響を明らかにし、最適化することでより効果の高いCAR-T細胞を開発する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、CARの構成成分のうち、scFv部分の中のVHとVLをつなぐlinker部分の長さとspacer部分の長さに着目して、CARを改変し、その機能解析を実施する。ベースとなるCARはGD2を標的としたGD2.CARを用い、遺伝子導入には代表者らが開発したpiggyBacトランスポゾン法を用いる。linkerとspacerを改変した複数のCARコンストラクトを作成し、細胞殺傷効果と持続性において最適なGD2.CARを作製し、神経芽腫細胞に対するGD2.CAR-T細胞の抗腫瘍効果を評価する。 異なる抗原認識部位の配列情報とCD28、4-1BBなどの異なる共刺激分子をもつGD2.CARに、さらにlinkerとspacerを改変した複数のGD2.CARコンストラクトを作成した。上記のGD2.CARを、申請者が所有するCD19.CARトランスポゾンベクター(pIRII-CD19.28.ζ)のCAR配列と入れ替え(pIRII-GD2.28.ζまたはpIRII-GD2.4-1BB.ζ)、GD2.CARトランスポゾンベクターを作成した。末梢血リンパ球に、ヌクレオフェクション装置を用いて、GD2.CARトランスポゾンベクターとpiggyBac遺伝子転位酵素ベクターを導入し、自家feeder細胞とインターロイキン(IL)-7およびIL-15を添加した培地中で共培養し、GD2CAR-T細胞を作成した。フローサイトメトリーを用いてT細胞上のGD2.CAR発現率、CD45RA/CCR7細胞比率等を測定した。さらにCAR-T細胞と神経芽腫細胞株をサイトカイン無添加・10%血清存在下で共培養し、GD2.CAR-T細胞の抗原特異性、細胞傷害活性、細胞表面exhaustionマーカー、CAR-T細胞のpersistencyなどを検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度予定していた実験が概ねできているため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はヒト神経芽腫モデルマウスを用いたin vivo実験を行い、CARの構造の違いによって、in vivoでの活性や持続性の違いがどのように変化するかを解析する。
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