白血球粒度分布分析によるCOVID-19の免疫応答ダイナミクスの解明
Project/Area Number |
22K07454
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52010:General internal medicine-related
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
竹下 享典 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (70444403)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片岡 浩巳 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (80398049)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
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Keywords | 白血球粒度分布 / リアルワールドデータ / データウエアハウス / COVID-19 |
Outline of Research at the Start |
埼玉医科大学総合医療センターはCOVID-19の症例を蓄積し、バイオバンクとしてデータとサンプルの蓄積に努めてきた。本研究では、電子カルテと臨床検査情報システムの臨床情報、いわゆるリアルワールドデータ(RWD)と白血球粒度分布についてデータウエアハウス(DWH)を構築する。DWHのビッグデータ解析をもとにCOVID-19についての知識データベースを作成し、COVID-19の診断と予後予測についての特徴を抽出することと、生体サンプルデータの解析を加えて細胞免疫反応の異常とサイトカインストームとの関連を検証することを目標とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
COVID-19の症例の蓄積と、バイオバンクとしてデータとサンプルの蓄積を終了した。 本研究では、電子カルテと臨床検査情報システムの臨床情報、いわゆるリアルワールドデータ(RWD)と白血球粒度分布についてデータウエアハウス(DWH)を構築することを目標としている。令和5年度は、末梢血検査と臨床検査情報システム(以下LIS)の情報の収集を行っている。電子カルテのデータも適宜抽出を行っている。昨年の検討で免疫抑制剤を投与された患者において炎症反応と血栓傾向が低下していたこと(Int J Med Sci. 2023)を踏まえて、COVID-19患者全48名のデータを分析した。患者を免疫抑制剤投与群(n=19)と非投与群(n=29)に分け末梢血の変化を解析した。免疫抑制剤投与群はステロイドと分子標的薬が投与され、疾患は膠原病、血液疾患、消化器癌であった。生活習慣病などの基礎疾患の有病率は2群間で有意差はなかった。免疫抑制剤投与群では非投与群と比較して白血球数が病初期は多かったものの、回復期においても変動が少なかった。非投与群では病初期で白血球の動員は抑制され、回復期で速やかに上昇した。詳細な分画の変化については現在解析中である。 ウイルスに対する血球の反応性と比較するために細菌感染についても検討を行った。MRSA敗血症の55症例のうち、初期治療を抗MRSA薬で治療できた適切投与群34例、できなかった不適切投与群21例について血球データの比較検討を行った。2群間で感染にかかわる基礎疾患の有病率に有意差はなかった。適切投与群では白血球の減少が速やかで、白血球の分画の多様性に乏しかった。不適切投与群では次第に幼若な傾向の血球の動員が増加している。詳細な分画の変化については現在解析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
継続してサーバーへデータの取り込みを試みている。データ抽出が安定しないためデータのクレンジングの過程を検証した。抽出はうまくいきつつある。
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Strategy for Future Research Activity |
データクレンジングの後改めてデータ抽出の過程と結果を検証した。 大部分はうまく取り込めているので現在のデータで解析を進めている。 COVID-19についてWHOが「緊急事態宣言」終了を発表したので今後はretrospectiveな検討が中心となる。 細菌感染症についても検討を始めている。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)