Visual cognition in Parkinson's disease and research of early surrogate marker
Project/Area Number |
22K07502
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52020:Neurology-related
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
頼高 朝子 順天堂大学, 医学部, 教授 (90245720)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 真矢 順天堂大学, 医学部, 准教授 (40817053)
林 徹生 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (50863982)
野尻 宗子 順天堂大学, 革新的医療技術開発研究センター, 准教授 (80763466)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | パーキンソン病 / 視覚認知 / レム睡眠行動障害 / アイトラッキング / サロゲートマーカー / PISA徴候 |
Outline of Research at the Start |
パーキンソン病(PD)で体が曲がるピサ徴候を認めると、バランスが悪くなり日常生活は障害される。ピサ徴候のあるPDの重心動揺計測で開眼時が閉眼時より不安定であることから姿勢保持に関与する視覚認知の障害を予測した。 視覚情報は視線を動かすことにより新たな情報を獲得し、視線運動がPDで減少し、視覚認知障害をきたしていると予測し、視線解析、重心動揺検査、神経心理検査 、脳血流画像検査、瞳孔径等を、健常群、PDの運動症状発症前の疾患と知られるレム睡眠行動障害(RBD)群とともに、解析する。RBDで視線運動は減少しており、視線視覚回路を標的とするPDのサロゲートマーカーとして早期診断、予防へつなげたい。
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Outline of Annual Research Achievements |
前年度登録した50例のパーキンソン病患者でeyetrackingデータ、重心動揺検査、視覚認知検査等の解析から2年後のパーキンソン病の側方向への姿勢異常;PISA徴候を予測する因子を見出した。Decision treeにおいて、登録後2年目までにPISA徴候を示すには罹病期間が6年未満であれば登録時の視覚認知機能テストのPosition discrimination test(The visual object and space perception battery)が関連し、6年以上であれば重心動揺のゆれの大きさが関連していた。経過でPISAを認めない(--)群と経過途中でPISAを認めた(-+)群では1日レボドパ投与量、認知機能のスケールのMMSE、Position discrimination test、 WAIS-III の積み木、eye trackingでDuration of fixations、サッケードに入るまでの時間、脳血流シンチグラフィーで縁上回、眼窩回に有意差を認めた。-+群と登録時よりPISAを認めた(++)群では面積Romberg率、MMSE、サッケードの数、microsaccadeの振幅と速度、脳血流シンチグラフィーで楔前部、楔部に有意差を認め視覚認知機能は側方向の姿勢保持に関連することを国内学会、国際学会にて報告した。本結果は医学国際紙「Parkinson' s disease]にて掲載予定である。 サロゲートマーカーとしてREM睡眠行動障害(RBD)とパーキンソン病が連続性または、差別化するために、未治療(denovo)のパーキンソン病を登録に加えパーキンソン病群全体として68例とし、RBDは16例に登録数を増やした。前年度に登録した患者群とともに臨床経過を追っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の部分解析である姿勢異常(PISA徴候)に関する解析は前年度比較的早く進展した。 国際的医学雑誌に投稿し、In Pressの状態である。が、パーキンソン病のサロゲートマーカーの一つとして解析しているeye trackingによる視線解析の詳細な解析がやや遅れており、結果として全体解析ができていない。RBDからパーキンソン病へのセロコンバージョンを示唆する症例がまだ1~2例で本来の目的のサロゲートマーカーの探索は行えていない。また、RBDとdenovoのパーキンソン病患者の登録をさらに進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は主にeye trackingによる視線解析により健常コントロール群とprodromal パーキンソン病であるREM睡眠行動障害(RBD)群、パーキンソン病群で固視(fixation)に伴う視線の動きをmicrosaccadeと固視していないときの急速眼球運動であるsaccadeにて異なる動態を示すか検討する。同時にRBDの患者やパーキンソン病のdenovo(未治療)患者さんの登録が少ないためさらなる登録者の増加に努め、すでに登録済みの参加者の臨床経過を追っていく。神経変性疾患におけるeye trackingを用いた視線解析研究はこの数年で急激に増加しており、情報取集を行っていく。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)