Project/Area Number |
22K07577
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52030:Psychiatry-related
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
藤田 宏治 浜松医科大学, 医学部附属病院, 助教 (20930647)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横倉 正倫 浜松医科大学, 医学部, 助教 (00529399)
間賀田 泰寛 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 教授 (20209399)
尾内 康臣 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 教授 (40436978)
和久田 智靖 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (80444355)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 注意欠如・多動症 / PET / ニコチン性アセチルコリン受容体 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、ADHD当事者のα4β2AchR活性とα7AchR活性の変化を世界で初めてPETを用いて明らかにし、症状や認知機能と各nAchRとの関連を検討する事で、ADHDの病態における各nAchRの関与を明らかにすることが目的である。更にnAchRの主要サブタイプ (α4β2とα7)を同時に測定することで、注意・情動・認知に関するnAchRを包括的に捉えて症候学に対するADHDの病態的理解を更に推し進める事で、今後の各nAchRアゴニストの臨床試験が活発になり、被験者選択や新規治療薬候補の創出にも役立つことを目指している。
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Outline of Annual Research Achievements |
注意欠如・多動症 (attention-deficit/hyperactivity disorder; ADHD)は、不注意、多動・衝動性を特徴とする神経発達障害だが、現行の治療薬には依存形成や成長抑制、心血管系への危険が懸念され、新規治療薬が望まれている。脳内のニコチン性アセチルコリン受容体 (nicotinic acetylcholine receptor; nAchR)にはα4β2nAchRとα7nAchRのサブタイプが存在して注意・情動・学習などの認知機能と関連している。α4β2nAchRアゴニストはADHDの新規治療薬として臨床試験が進められたが満足する有効性は示されず、α7nAchRアゴニストはADHD以外の精神障害で臨床試験が進められている。ADHD者のnAchRの変化を調べた研究が無いため、本課題ではADHD者のα4β2nAchRとα7AchRのin vivoの変化をPositron emission tomography(PET)で測定してADHD脳内のnAchRの変化を明らかにすることを目的とした。 本年度はα4β2nAchRとα7AchRのPETトレーサーの撮影条件などの設定と、ADHD者のリクルート体制を構築した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年度はα4β2nAchRとα7AchRのPETトレーサーの撮影条件などを設定できた。また15施設程の関連する医療機関を含めたADHD者のリクルート体制を構築した。しかし新型コロナウイルス感染拡大などの点から、対象者から研究参加への同意を得ることが難しい状況が続いた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は新型コロナウイルスへの感染対策を進めて、対象者が研究に参加し易い環境を整えながら、リクルートを進めていく。
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