Project/Area Number |
22K07710
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52040:Radiological sciences-related
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
藤田 大真 弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (30720742)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
掛田 伸吾 弘前大学, 医学研究科, 教授 (30352313)
冨山 誠彦 弘前大学, 医学研究科, 教授 (40311542)
渡邉 啓太 京都大学, オープンイノベーション機構, 特定准教授 (70565663)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | MRI / パーキンソン病 / ミエリンマップ / 脳解析 |
Outline of Research at the Start |
パーキンソン病(PD)の病態については不明な点が多く、早期診断に有用な客観的指標の確立についても課題がある。今回の研究では、定量的脳MRI技術で作成された脳内ミエリンの定量マップ(ミエリンマップ)を用いてPD脳におけるミエリン障害を調べることで、脳神経線維の障害経路のパターンを明らかにする。今回のミエリンマップ解析では、独立成分分析法を用いて、脳内ミエリン量の減少パターンを神経回路網(脳内ネットワーク)に沿って評価する。また、様々な病期(ステージ)の脳ミエリンマップを全脳解析することで、早期診断における客観的指標になりえるかについても明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
パーキンソン病(PD)はアルツハイマー病に続き本邦では2番目に多い神経変性疾患であるが、その病態については不明な点が多く、早期診断法の確立についても課題がある。今回の研究では、脳内ミエリンの定量マップ(ミエリンマップ)を用いてPD症例におけるミエリン障害を調べることで、脳神経線維の障害経路のパターンを明らかにし、PDの早期診断における客観的指標になりえるかについても明らかにすることを目的としている。 2022年度は、当院および関連施設からPD患者の症例を神経内科と協力して行い、515例の画像症例を取得した。今年度は、画像の解析を主に進めていった。今回の脳画像解析の中心となるのは、定量的磁化率マッピング(QSM)である。MRIにおいて磁化率は局所磁場の強さと方向を決定する重要なファクターであり、磁化率を利用する画像はQSMの他に磁化率強調画像、位相差強調画像がある。この中で、QSMは他の画像と違い磁化率を定量化することができる。これにより、他の画像では区別のできない常磁性体・反磁性体を画像的に可視化することができる。現在、我々は得られたOSMの画像からミエリンマップを定量的に解析できる全脳の統計解析用マップの作成を進めている。統計解析が可能となれば、このデータと臨床データとの関連を解析したい。以上、引き続き、データの処理と解析について継続、検討を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は、蓄積された症例の画像解析を進めていた。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度も、画像の解析を進めていき、PD症例の早期診断の指標となるかどうかの検討を行っていく。
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