Project/Area Number |
22K07718
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52040:Radiological sciences-related
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
岡田 卓也 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (80514786)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 雅人 神戸大学, 医学部附属病院, 特命教授 (10457096)
佐々木 康二 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (10815989)
河野 淳 神戸大学, 医学研究科, 特命准教授 (20574388)
橋村 宏美 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (20938518)
中井 秀和 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (40837671)
山中 勝弘 神戸大学, 医学研究科, 講師 (70729384)
元津 倫幸 神戸大学, 医学部附属病院, 特定助教 (70836379)
杉本 幸司 神戸大学, 医学部附属病院, 客員教授 (90314476)
祖父江 慶太郎 神戸大学, 医学部附属病院, 准教授 (90622027)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
|
Keywords | 大動脈瘤 / エラストグラフィ / MRI / ステントグラフト / EVAR |
Outline of Research at the Start |
腹部大動脈瘤に対するステントグラフト留置術(EVAR)の未解決課題として、慢性期の瘤の再増大がある。エンドリークはその主な危険因子であり、造影CT等による瘤内の血流評価が行われるが、エンドリークの関与のない再増大例や、塞栓術などの治療が奏功しない例も少なくない。そこで、EVAR後の瘤再増大やエンドリーク治療の有効性の新たな予測因子として瘤の「硬さ」の評価に着目した。本研究では、まず基礎研究によりMRエラストグラフィを用いた大動脈瘤の「硬さ」の評価法の確立を行い、EVAR後の瘤の「硬さ」の評価が瘤再増大やエンドリーク治療の有効性の予測因子になるかどうかの臨床研究を展開する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、(1)MRエラストグラフィを用いて大動脈瘤の「硬さ」を評価できるのか、(2)EVAR後の瘤の「硬さ」の評価は瘤再増大およびエンドリーク治療の有効性の予測因子になり得るか、の2点を課題として設定している。 上記の課題を解決するために、実際の研究目的としては(1)MRエラストグラフィを用いた大動脈瘤の「硬さ」の評価法を確立すること、(2)EVAR後の瘤の「硬さ」が瘤再増大およびエンドリーク治療の有効性の予測因子になり得るか検討すること、の2点を挙げているが、現時点で(1)の評価法の確立に難渋している。 本年度も、昨年度の引き続きファントム(大動脈瘤3Dモデル)を用いた実験を行った。昨年度の研究結果から血管ファントムの壁をwaveが通過せずに、空洞である瘤ファントムの評価が難しいと判断した。そこで、壁の薄い血管ファントムを作成すると共に、ファントムを分割し、空洞ではない状態としMRIエラストグラフィのパラメータ(Driver FrequencyやMEG Frequency)を調整して撮像を行った。 しかし、結果として、現時点では満足のいく画像が撮像できていない。当初は瘤腔の存在が問題と考えていたが、ファントムを分割しても解決せず、ファントムの材質がシリコンであることが大きな原因と考えている。代替の材質を検索しているが、血管3Dモデルを作成できる材質には限りがあるため、相応しい材質を見つけ切れていない。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
ファントム実験におけるMRエラストグラフィを用いた大動脈瘤の「硬さ」の評価法が未だ確立できておらず、研究が進んでいない状態である。
|
Strategy for Future Research Activity |
ファントムの材質がシリコンである限り、waveが通過しにくい可能性を考えている。 材質の変更を検討すると共に、健常成人ボランティアでの人体でのエラストグラフィも並行して行うことで、大動脈瘤のエラストグラフィの方法を確立する。 本年度中にエラストグラフィの適切な方法を見つけ、最終年度にその確立(研究目的1)を目指す。2つめの研究目的である、EVAR後の瘤の「硬さ」が瘤再増大およびエンドリーク治療の有効性の予測因子になり得るか、の検討については本研究期間での達成は困難と考えている。
|