Project/Area Number |
22K07756
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52040:Radiological sciences-related
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
小野 泰之 関西医科大学, 医学部, 助教 (60786698)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中谷 幸 関西医科大学, 医学部, 講師 (10533424)
丸山 拓士 関西医科大学, 医学部, 研究医員 (20786678)
狩谷 秀治 関西医科大学, 医学部, 准教授 (40368220)
谷川 昇 関西医科大学, 医学部, 教授 (90227215)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | CRBSI / PMEAコーティング / インターベンショナルラジオロジー / PMEA / カテーテル / バイオフィルム |
Outline of Research at the Start |
カテーテル由来血流感染症が患者と医療経済に不利益をもたらす理由の一つとして、治療に使用される抗菌剤による薬剤耐性菌の出現がある。薬剤耐性菌を出現させず、体内への薬剤溶出がなく、できるだけ長期にわたり効果が持続する抗菌カテーテルが開発できないかということである。 本研究の最終目標はPoly-2-Methoxyethylacrylate(PMEA)コートによる耐性菌を生み出さない抗菌カテーテルの臨床導入であり、そのため本申請研究ではPMEAコーティングカテーテルが生体内で抗菌性を持続的に有することを証明する。
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Outline of Annual Research Achievements |
研究初年度である2022年度は実験準備、開始に向けて情報収集活動や、実験環境準備を中心に研究活動を行いました。 本研究の関連学会である日本医学放射線学会や日本インターベンショナルラジオロジー学会等の学術集会において一般演題や学術講演、企業による機器展示を聴講、視察する中で、最新のカテーテルの抗菌性を取り巻く環境については、新たな状況の進展はなく、これまでの抗菌剤含有カテーテル等の殺菌製カテーテル以外に新たなものはなく、引き続き新たな抗菌性カテーテルの開発ついては耐性菌出現予防やカテーテル関連血流感染症予防の観点からも期待されている状況であることが確認された。 次に今回の研究計画初年度の家兎を用いたカテーテル留置生体内実験系作成にあたり、まずPoly-2-methoxyethylacrylate(PMEA)コーティングカテーテル製造業社との打ち合わせを行い、実際に実験使用するPMEAコーティングカテーテルの準備やデータ収集環境整備を開始し、実験使用専用のカテーテル作成に成功している。そして家兎に留置したカテーテルを回収した後の菌量の定量評価についても実験モデル確立に向けて準備検討を進めた結果、希釈平板法を用いて生菌数を測定するCleri法を用いた菌定量実験のプロトコール作成を行なった。これらにより既に確立されている家兎へのカテーテル長期留置モデルを使用したPMEAコーティング及びノンコーティングのカテーテルの菌量測定の比較実験の準備を整えることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年度予定していた研究情報収集活動や、実験モデル確立の準備は概ね順調に進んでおり、2023年度に向けて計画通りの進捗状況となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度で確立された実験モデルを使用し、家兎を使用した生体実験の開始していく。 引き続き情報収集活動を継続し、学会参加や論文収集を行い、最新の動向についても注視していく。
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