Project/Area Number |
22K07994
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53010:Gastroenterology-related
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
細江 直樹 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (90317131)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
筋野 智久 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (40464862)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 小腸疾患 / シングルセル解析 / 小腸移植 |
Outline of Research at the Start |
小腸において未だに形態学では判別が困難である栄養吸収不全や、原因が明らかでない小腸疾患が数多く存在する。近年シングルセル解析技術が進み、さらに多くの細胞集団の同定が可能となってきた。小腸の内視鏡像を理解するために細胞集団の情報に加え「なぜある一つの細胞が、特定の場所に誘導され、その場所に存在をしなくてはならないのか?」という局在が重要になることをマウス研究より見出した。そこで申請者は1細胞遺伝子発現解析と各細胞集団の局在を着目した3次元解析を利用し内視鏡像の統合的理解に着手し、小腸移植を中心とした免疫再構築における内視鏡像との形態学との統合を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
アプローチが困難なため暗黒大陸と言われてきた小腸は、バルーン小腸内視鏡とカプセル内視鏡の開発により少しずつではあるがアプローチが可能となってきた。 多彩なアプローチにより形態学的に所見を認める疾患(例えば小腸腫瘍等)に関しては分類と治療が確立しつつある。しかし、未だに形態学では判別が困難である栄養吸収不全や、原因が明らかでない小腸疾患が数多く存在する。この治療法の確立していない小腸疾患に対し1細胞レベルでの遺伝子発現解析により特徴的な細胞集団の抽出に加え、時空間的な解析手法を取り入れることで4次元構造を解析することを内視鏡的な形態学的特徴と統合する研究を計画した。現状では ① 脳死小腸移植患者における移植後腸管の1細胞レベル時空間解析、発現遺伝子解析 ② 骨髄移植患者における移植後腸管の1細胞レベル時空間解析、発現遺伝子解析 を計画し、①、②ともに3例をエントリーし検体を収集した。①については経時的に検体を採取し、1細胞レベル時空間解析、発現遺伝子解析を行った。その他、小腸潰瘍性疾患に対してもこの検討を行った。現在この結果につき論文執筆中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
アプローチが困難なため暗黒大陸と言われてきた小腸は、バルーン小腸内視鏡とカプセル内視鏡の開発により少しずつではあるがアプローチが可能となってきた。 多彩なアプローチにより形態学的に所見を認める疾患(例えば小腸腫瘍等)に関しては分類と治療が確立しつつある。しかし、未だに形態学では判別が困難である栄養吸収不全や、原因が明らかでない小腸疾患が数多く存在する。この治療法の確立していない小腸疾患に対し1細胞レベルでの遺伝子発現解析により特徴的な細胞集団の抽出に加え、時空間的な解析手法を取り入れることで4次元構造を解析することを内視鏡的な形態学的特徴と統合する研究を計画した。現状では ① 脳死小腸移植患者における移植後腸管の1細胞レベル時空間解析、発現遺伝子解析 ② 骨髄移植患者における移植後腸管の1細胞レベル時空間解析、発現遺伝子解析 を計画し、①、②ともに3例をエントリーし検体を収集した。①については経時的に検体を採取し、1細胞レベル時空間解析、発現遺伝子解析を行った。その他、小腸潰瘍性疾患に対してもこの検討を行った。現在この結果につき論文執筆中である。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度中に解析を終了し論文化を行う予定。
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