Project/Area Number |
22K08089
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53010:Gastroenterology-related
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
田原 智満 関西医科大学, 医学部, 講師 (80533968)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | バレット上皮 / バレット腺癌 / 日本人 / DNAメチル化 / RRBS / 分子異常 / 臨床検体 |
Outline of Research at the Start |
バレット腺癌患者の腫瘍部と背景バレット粘膜、非担癌者のバレット粘膜の遺伝子メチル化・遺伝子変異を包括的に解析し、遺伝子発現との関連を検討する。癌部、バレット粘膜局所に集積する細菌叢の同定を16S rRNA遺伝子シークエンスにより行う。遺伝子解析は候補遺伝子解析に加え、網羅的解析により行い、バイオインフォマティクス解析により癌化に係わる新規Pathwayを同定する。分子生物学異常の要因を、臨床因子、拡大内視鏡による粘膜形態、細菌叢、宿主の遺伝的要因(遺伝子多型)など多角的な観点より検索し、ハイリスク患者の絞込みに有用な分子疫学基盤の確立を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本邦のバレット食道腺癌に付随するバレット粘膜は長さの短いshort segment Barrett esophagus (SSBE)が相当割合認めるが、一般にSSBEの癌リスクはバレット粘膜が長い Long segment Barrett esophagus (LSBE)に比し低いとされており、つまりバレット食道腺癌に付随するSSBEの発癌ポテンシャルは未知である。本研究では本邦のバレット食道腺癌の発癌メカニズムを明らかにするために、バレット食道腺癌・背景粘膜バレット食道、非担癌バレット粘膜の臨床検体を用い、DNAメチル化異常を中心に詳細に検討した。パイロシークエンスによる候補遺伝子解析、RRBS(Reduced representation bisulfite sequencing)による網羅解析によりバレット腺癌・背景バレット食道には遺伝子転写開始領域を中心に遺伝子のメチル化の蓄積が認められること、それらの遺伝子群は公的データにおいて、バレット腺癌で発現が抑制されている遺伝子群と高頻度に一致しており、代謝に関わる機能を有していることを見出した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
バレット食道腺癌・背景粘膜バレット食道、非担癌バレット粘膜の臨床検体を用い、パイロシークエンスによる候補遺伝子解析、RRBS(Reduced representation bisulfite sequencing)による網羅解析によりバレット腺癌・背景バレット食道に認める遺伝子メチル化異常を多角的に検討しバレット食道腺癌・背景粘膜バレット食道に集積するメチル化遺伝子群の機能解析を行った。本成果を論文投稿中である。
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Strategy for Future Research Activity |
臨床的な側面より、発癌ポテンシャルの高いバレット粘膜の内視鏡診断が可能かにつき検討を行う。更にメチル化異常だけでなく、遺伝子変異や粘膜内細菌叢など新たなバイオマーカーの探索を試みる。
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