| Project/Area Number |
22K08112
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 53020:Cardiology-related
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| Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
田中 君枝 順天堂大学, 医学部, 准教授 (30508065)
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| Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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| Keywords | 動脈硬化 / 血管外膜 / 血管外膜微小血管 / 糖尿病性微小血管障害 / 脂質異常症 / 糖尿病 / 脂質異常症モデルマウス / 機械的血管傷害モデル / 糖尿病性微小血管傷害 / 動脈硬化病変 / マウスモデル |
| Outline of Research at the Start |
血管外膜には、血管内腔から遠い外膜側を栄養する微小血管が存在する。動脈硬化病変では、増殖して血管壁に侵入し、炎症細胞や炎症を増強する因子を病変内に供給し、病変を悪化させると考えられている。糖尿病では網膜症などの微小血管障害が生じるが、微小血管の一種である血管外膜微小血管への影響は明らかでない。本研究では、糖尿病・脂質異常症合併モデルマウスを用いて、糖尿病が血管外膜微小血管に及ぼす影響を明らかにする。
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| Outline of Annual Research Achievements |
動脈の外膜には血管壁の外膜側を栄養する血管外膜微小血管(Vasa vasorum、VV)が存在する。高脂血症下で生じる動脈硬化病変や、機械的血管傷害後に形成される新生内膜病変を持つ動脈の外膜ではVVが増殖し、外膜側から血管病変に炎症細胞や脂質を供給する導管の役割を果たし、病変進展に関連するといわれている。また、糖尿病では、糖尿病性神経障害や糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症などの微小血管傷害が生じる。この研究では、糖尿病モデルマウス、脂質異常症モデルマウス、糖尿病・脂質異常症合併モデルマウスを用いて、微小血管の一種である血管外膜VVも、糖尿病状態により何らかの影響を受け、血管病変の進展にも影響を及ぼすかを観察し、その機序を解明することを目的とする。2型糖尿病モデルとして、マウスに低用量のストレプトゾトシン(膵臓のベータ細胞に毒性を持つ膵・消化管神経内分泌腫瘍の治療薬)を腹腔内投与するモデルを用いた。この実験手法は多数の先行研究の報告があるが、報告のある投与量では高血糖状態を保ちながら一定期間生存するマウスを得ることができず、投与量の検討が必要であった。C57BL/6(野生型)マウスに検討した容量のストレプトゾトシンを投与し、コントロール群および糖尿病群を作成し、組織標本を作製した。脂質異常症モデルマウスである自然発症ApoE(Apolipoprotein E)欠損マウスにも同様にストレプトゾトシンを投与し、糖尿病・脂質異常症合併モデルマウスを作成し、組織標本を作製した。この標本の血管外膜VVおよび、炎症や高血糖に関連するマーカーの免疫染色を行い、高血糖状態が血管外膜VVおよび血管病変に与える影響と関連する因子を同定する。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究は2022年から開始した研究であるため、COVID-19感染症流行による就業制限の影響などにより動物実験の開始時期が遅れてしまった。また、ストレプトゾトシン腹腔内投与による糖尿病モデルマウスの作成は、先行研究で用いられている投与量ではこの研究に必要な2型糖尿病モデルマウスを得ることができず、投与量の検討が必要であった。しかし、検討した容量を野生型マウスに投与し、定期的に尾静脈より採血して血糖を測定したところ、コントロール群に比較し、有意な高血糖状態が保たれていることを確認した。このマウスの血管を採取し、組織標本を作製した。脂質異常症モデルマウスである自然発症ApoE欠損マウスを用いた糖尿病・脂質異常症合併マウスも作成し、血糖値の推移の観察および組織標本の作製、血清脂質の測定を行った。
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| Strategy for Future Research Activity |
今までに検討したストレプトゾトシン投与量を用い、野生型マウスに投与してコントロール群および糖尿病群を作製し、自然発症ApoE欠損マウスに投与して脂質異常症群および糖尿病・脂質異常症合併群を作製したが、さらにサンプル数を増やし、組織標本を作製する。組織標本を用い、微小血管染色を行い血管外膜VVを可視化し、血管外膜VVの状態と血管病変を観察する。炎症や高血糖に関連するマーカーに対する抗体を用いた免疫染色を行い、それぞれの群を比較し、糖尿病が血管外膜VVおよび血管病変に与える影響および関連する因子を明らかにする。また、同モデルマウスを用いて、機械的血管傷害手技により形成される血管病変の外膜VVにおいても同様の検討を行う。
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