Project/Area Number |
22K08131
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53020:Cardiology-related
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
小西 正紹 横浜市立大学, 医学部, 講師 (60530152)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松澤 泰志 熊本大学, 病院, 特任准教授 (90600635)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 心臓リハビリテーション / フレイル / 鉄欠乏 / サルコペニア |
Outline of Research at the Start |
高齢心不全患者に見られる「フレイル」は骨格筋障害を主病態とし、死亡、再入院、生活機能の低下に深く関わる。栄養療法はフレイルへの介入の候補だが心不全患者への効果は明らかでない。 栄養療法の一部である鉄補充は、心不全患者の運動耐容能を改善するが、その背景として骨格筋障害における鉄欠乏の病的意義が最近提唱された。本研究は、「鉄欠乏への介入が高齢心不全患者のフレイルを改善するか」という「問い」に対応する多施設介入試験であり、鉄欠乏への積極的介入が標準的治療と比較し、身体機能スコアで評価されたフレイルに与える効果を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は「鉄欠乏への介入が高齢心不全患者のフレイルを改善するか」、「フレイル改善に血管内皮機能・ミトコンドリア機能・酸化ストレスが関与しているか」を明らかにすることである。 対象は鉄欠乏を合併した60歳以上の心不全患者。 介入は鉄欠乏への積極的な介入を含めた心臓リハビリテーション(以下、心リハ)。 対照はガイドラインに沿った標準的な心リハを行った標準治療群であり、アウトカムを心リハ後のSPPB(short physical performance batteryという身体機能の指標)が良好となるか否か、に設定している。 横浜市立大学関連5施設において多施設無作為割付介入試験とし、研究対象者数は230例を予定している。令和5年度の予定は患者登録、同意取得、割付を行うことであった。 研究分担者の異動があり、関連施設における患者登録への準備を当初の予定とは異なる配分で行う必要が生じ、それに合わせ研究計画書の調整を要した。その間、患者登録は本研究に必要な予備データの収集のために行った。30例の患者に対し、活動量計で測定した活動量などのデータを後ろ向きに収集し登録した。令和5年度は患者登録のほかに本研究の遂行に必要な周辺領域のデータ解析を並行して行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究分担者の異動があり、関連施設における患者登録への準備を当初の予定とは異なる配分で行う必要が生じ、それに合わせ研究計画書の調整を要した。その間、患者登録は本研究に必要な予備データの収集のために行った。30例の患者に対し、活動量計で測定した活動量などのデータを後ろ向きに収集し登録した。令和5年度は患者登録のほかに本研究の遂行に必要な周辺領域のデータ解析を並行して行った。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の予定では令和5年度に患者登録を完了し、目標症例数の治療期間が終了次第、データ収集する予定となっており、令和6年度には統計解析および論文化を 行う予定となっている。当初の予定より遅れているため、研究デザインの変更を含めた措置を講じる。
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