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川崎病後冠動脈瘤由来の血栓症に対するXa阻害薬を用いた新たな治療戦略の創出

Research Project

Project/Area Number 22K08157
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 53020:Cardiology-related
Research InstitutionEhime University

Principal Investigator

稲葉 慎二  愛媛大学, 医学系研究科, 講師 (90444736)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Keywords川崎病 / 冠動脈瘤 / Xa阻害薬 / 炎症 / 血栓
Outline of Research at the Start

川崎病心血管後遺症の冠動脈瘤では血栓形成リスクが増大するため、生涯にわたって心筋梗塞発症のリスクを伴う。本症に基づく血栓症に対して、エビデンスレベルが低いにもかかわらずワルファリンによる抗凝固療法が長年に渡って使用されてきた。一方、直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)は様々な血栓性疾患において適応が拡大されつつあるが、川崎病後冠動脈瘤に対する効果は未だ検証されていない。
本研究では川崎病後冠動脈瘤に対するXa阻害薬の抗炎症作用を介した凝固活性の抑制を明らかにするとともに、その安全性・有効性を検証し、新たな治療戦略の創出を目指す。

Outline of Annual Research Achievements

川崎病心血管後遺症である巨大冠動脈瘤を有する成人症例に対して、愛媛大学臨床研究審査委員会による適応外薬剤使用の承認の取得後、Xa阻害薬の投与を開始した。経過中、重篤ではない心血管イベントの発生を認めたため、投与を中止し、中止までに得られた情報を整理、解析を行っている。また、イベント発生後は、ワルファリンへ再度変更し、詳細な経過観察を継続して行っており、Xa阻害薬投与期間およびワルファリン投与期間における、血管エコー、PET-CT所見および採血検体の比較検証を進めている。
採血検体は、Xa阻害薬投与前後で比較し、血栓や炎症に関与する可能性のある因子を探索するため網羅解析を行っており、得られた知見の臨床的意義の分析を詳細に行っている。
また、後ろ向きに川崎病後冠動脈瘤を有する症例のデータベース作成を継続的に行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

Xa阻害薬を投与して症例に、イベントが発生したため、同症例の解析を慎重かつ詳細に解析するため進行がやや遅れている。症例の観察は継続しており、得られた情報分析を行っている。

Strategy for Future Research Activity

採血検体の網羅解析は終了しており、炎症や血栓性イベントに関連する因子の解析を進めていく。また、Xa阻害薬投与による作用も上記の網羅解析より抽出し、画像診断、臨床経過との比較検討を行い、Xa阻害薬とワルファリンの効能効果の違いを比較検証する。
また、継続的に川崎病後冠動脈瘤のデータベース作成を続けていく。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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