Project/Area Number |
22K08179
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53020:Cardiology-related
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
福山 恵 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (60625771)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大野 聖子 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 部長 (20610025)
堀江 稔 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90183938)
園田 桂子 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 上級研究員 (90824417)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | カテコラミン誘発多型性心室頻拍 / 遺伝性不整脈 / リアノジン受容体遺伝子 / カテコラミン誘発性多型性心室頻拍 |
Outline of Research at the Start |
カテコラミン誘発多型性心室頻拍(CPVT)は、胎児期・幼児期から重篤な致死的不整脈や臨床像を呈する疾患である。原因遺伝子変異として、心筋活動電位を調節する心筋蛋白であるリアノジン受容体遺伝子(RYR2)変異が最多である。しかし、明らかな臨床像や遺伝性を呈しながらも原因となる遺伝子変異が同定できないCPVT患者が一定数存在する。その理由のひとつとして、従来の解析技術では検出し得ないゲノムDNA構造多型の存在が挙げられる。我々は本研究を通し、原因遺伝子変異が同定されていないCPVT患者の遺伝的背景を同定することで若年心臓突然死の予防に務めることを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
遺伝的背景が明らかになっていないカテコラミン誘発多型性心室頻拍患者のうち、特に重症の症例(胎児期を含む)に対して遺伝子スクリーニングを行った。結果、リアノジン受容体遺伝子のカルシウムハンドリングに影響するカルモジュリン遺伝子に変異を同定した。 変異が同定されなかった症例に関しては引き続きロングリードシークエンス法による解析を進めながら、並行して全10症例のカルモジュリン遺伝子変異をもつ重症カテコラミン誘発多型性心室頻拍患者についての知見を論文として発表した。 また、カルモジュリン遺伝子変異の機能異常について報告した論文ならびにイタリア・オランダ・アメリカとの共同研究(国際レジストリ)にも参加した。 他、QT延長症候群に関する論文3篇につき共同著者として協力した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
遺伝的背景が明らかとなっていないカテコラミン誘発多型性心室頻拍患者において、遺伝子解析は計画通り進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きカテコラミン誘発多型性心室頻拍を含む遺伝性心臓疾患患者の構造多型に関する遺伝子解析を継続していく予定である。また、次年度(令和6年度)も国内外の学会において、研究成果を発表していく方針としている(既に予定が決まっている学会も複数あり)。
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