Project/Area Number |
22K08342
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53040:Nephrology-related
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
市原 淳弘 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (60203105)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 黄体形成ホルモン / アルドステロン / ミネラルコルチコイド受容体 / アンジオテンシンII |
Outline of Research at the Start |
ミネラルコルチコイド受容体(MR)関連高血圧では、MR活性化による炎症の惹起と線維化の促進によって、全身臓器に障害を来しやすいことが知られている。しかしながら、MR関連高血圧において、なぜMR活性化が起きるのか、そのメカニズムについては知られていない。本研究では、MR関連高血圧のうち、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に伴うアルドステロン産生過剰を介したMR活性化に着目し、そのメカニズムを解明する。PCOSは、卵胞刺激ホルモン(FSH)は正常であるのに対し、黄体形成ホルモン(LH)の基礎分泌が高値を示すことを特徴としており、LH高値がアルドステロン産生およびMR活性化に及ぼす影響を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
黄体形成ホルモン(LH)高値がアルドステロン産生およびミネラルコルチコイド受容体(MR)活性化に及ぼす影響を「学術的な問い」として検証することを目的に、令和4年度において以下の研究を実施し結果を得た。 ヒト副腎癌細胞HAC15を用いて、アンジオテンシンII存在下でLH200 ng/ml、16時間後の評価で以下を検討した。 ①cAMP-PKA経路の検討:HACにおいて、Forskolin、8-bromo-cAMP負荷がアルドステロン産生酵素CYP11B2mRNAの発現を増加させた。さらに、アンジオテンシンII+LH負荷によるアルドステロン産生酵素CYP11B2mRNA増加に対して、Adenylate cyclase inhibitor KH7、PKA inhibitor H-89、CREB inhibitor 666-15の前投与は、その発現増加を抑制した。 ②Ca2+シグナル関連分子の検討:HACにおいて、LH負荷がアンジオテンシンIIタイプ1受容体mRNA発現に影響しなかった。また、CaCl2 2mM負荷による培養液中Ca2+増加は、アルドステロン産生酵素CYP11B2mRNAの発現を増加させた。さらに、アンジオテンシンII+LH負荷によるアルドステロン産生酵素CYP11B2mRNA増加に対して、SERCA inhibitor Tapsigargine、PLC inhibitor Neomycin sulfate前投与は、その発現増加を抑制した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通りに研究が進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度で得た結果に対して、蛋白レベルでの確認検証を、ウエスタンブロット法を用いて行う。また、卵巣摘出ラットを作成し、副腎におけるアルドステロン産生とその関連因子を評価し、性ホルモン補充療法による改善効果を検討する。
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