Project/Area Number |
22K08429
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53050:Dermatology-related
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
中島 輝恵 神戸大学, 医学研究科, 特命助教 (60768670)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | エクリン汗腺 / ライブイメージ / ヒト汗腺 / 汗の運搬 / 発汗メカニズム / アセチルコリン受容体 / 動態観察 / ライブイメージング / 自律神経 / 受容体 / イメージング |
Outline of Research at the Start |
発汗の生理機能解明を目指し、ヒトの汗腺組織内の標的蛋白質を蛍光ライブ標識することで、その標識細胞のCa2+応答性を明らかにする。発汗を担う汗腺はアセチルコリン(ACh)作動性の交感神経の単独支配を受け、体温の恒常性を維持する。しかし、単独ACh刺激の下で発汗を持続・停止する機構は不明である。本研究では、ヒト汗腺で、ACh刺激がどのように伝播し収束していくのかを理解し、交感神経単独支配下での発汗の促進から停止へ至るメカニズム解明を目指す。そのために、各ACh受容体を蛍光ラベル付き小型抗体で標識し、選択的なACh受容体刺激によるCa2+応答を追跡するマルチカラーライブイメージングを樹立する。
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Outline of Annual Research Achievements |
エクリン汗腺は皮膚表面に水分を分泌することで、その水分の蒸発熱を利用して体表から余分な熱を取り除く、ヒト特異的な体温冷却器官である。しかし、汗運搬メカニズムについて未だ明らかになっていない。エクリン汗腺は筋上皮細胞に囲まれているため、収縮するであろうと考えられている。これまでに研究代表者は、複雑なコイル構造を維持した状態でのエクリン汗腺サンプルを用い、生体標識法とライブ観察技術を組み合わせることで、汗腺の収縮を実証した。さらに、確立したライブ観察法と受容細胞の可視化法を組み合わせることで、汗腺の収縮メカニズムをより詳細に明らかにすることを目指した。特に、発汗を誘発するアセチルコリンの受容体に着目し、汗腺における受容体の発現箇所についてRNAの定量分析をおこなった。ライブ観察で使用できる受容細胞の標識プローブの開発に着手した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
これまでに明らかにしてきたエクリン汗腺の発汗時の運搬メカニズムについて国際誌にて、報告を行った。さらに本研究で取り組んでいる抗M1-VHH抗体および、抗M3-VHH抗体を用いた生体標識法についても、観察データを集積中である。そのため計画は順調に進捗していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、受容体発現細胞に着目しライブ観察を行うことで収縮の伝播様式など動態を観察する。と同時に、無汗症患者由来の汗腺のマルチカラーイメージングを同様に行い、分泌管のCa2+応答性も併せて観察し、無汗原因についてAChに対する応答性という視点から病態メカニズムに迫る。
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