Project/Area Number |
22K08464
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 54010:Hematology and medical oncology-related
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
荒木 真理人 順天堂大学, 大学院医学研究科, 客員教授 (80613843)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小松 則夫 順天堂大学, 医学部, 特任教授 (50186798)
今井 美沙 順天堂大学, 大学院医学研究科, 非常勤助教 (50709003)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 骨髄増殖性腫瘍 / calreticulin / トロンボポエチン / 分子シャペロン / 抗体 / カルレティキュリン |
Outline of Research at the Start |
本研究では、申請者が作出した切断型の変異型CALRを特異的に認識するラットモノクローナル抗体の可変領域と抗CD3抗体の可変領域を有する二重特異性T細胞誘導抗体(bispecific T-cell engager: BiTE)を作製し、CALR変異を有するMPN細胞に対するin vitroでの抗腫瘍効果の実証と、in vivoでのMPNの治療可能性を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
フィラデルフィア染色体陰性の骨髄増殖性腫瘍(以下MPNと略する)は、造血幹細胞に生じた体細胞変異により、赤血球や血小板の異常な増加、あるいは骨髄の線維化を呈する造血器腫瘍である。MPNの予後は一般に良好であるが、QOLの著しい低下を招く脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクが高い。さらに、MPNには、初診時から骨髄の線維化が見られる原発性骨髄線維症や、病型移行により後に骨髄線維症を発症する症例が含まれており、これらの予後は不良である。骨髄線維症を発症すると、脾腫の進行、貧血による輸血依存、その他の全身症状の悪化が進み、QOLが著しく低下するばかりでなく、高率に予後不良の急性白血病を発症する。MPNの根本的な治療法としては、造血幹細胞移植があるが、治療関連死のリスクや移植不適応症例が多いことなどから、実際に移植の行われる症例はごくわずかである。また、分子標的薬として開発されたJAK2阻害薬による治療も、JAK2阻害薬に腫瘍細胞への選択性がないことなどから、全身症状の改善は認められるが、寛解には至らない。これらのことから、新たな治療標的の同定と、それを標的とした有効な治療戦略の確立が求められている。 研究代表者は、最近、患者細胞では変異型CALRの大部分がプロテアーゼによる特異的な切断を受けていることを見出し、切断された変異型CALRを特異的に認識する抗体の作出に成功した 。そこでこの抗体を出発材料として、CALR変異陽性のMPN患者の治療可能性を検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
変異型CALRを認識する抗体の抗原認識部位と細胞傷害性のT細胞を認識する抗体の抗原認識部位を連結させた二重特異性抗体を作成し、変異型CALRを発現する細胞に対する細胞傷害活性の評価を実施しており、抗体の検討は順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
二重特異性抗体は、標的を認識する抗原認識部位の数、抗原認識部位の配列、それぞれの抗原認識部位の配置やリンカーの配列などにより、その発現や活性に大きな差が出ることから、引き続き検討を実施していく。並行して、試験管内の細胞傷害活性評価系に加えて、生体内における細胞傷害活性を評価する系の構築と、それを用いた抗体の評価を実施する予定である。
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