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炎症性筋疾患の筋膜におけるCXCL13発現細胞の局在と細胞種の同定

Research Project

Project/Area Number 22K08530
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 54020:Connective tissue disease and allergy-related
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

吉田 健  東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (20398796)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
KeywordsCXCL10 / 皮膚筋炎 / 筋膜炎 / CXCL13 / 線維芽細胞 / RNAシークエンス / 多発性筋炎 / 筋膜 / ケモカイン
Outline of Research at the Start

抗合成酵素症候群を含む皮膚筋炎の筋膜組織において発病初期から炎症が起こるが、そのメカニズムは解明されていない。我々は過去に筋膜組織のトランスクリプトーム解析を行い、通常筋膜に炎症をきたさない多発性筋炎と比較して皮膚筋炎で高発現している遺伝子群を同定した。本研究では、皮膚筋炎の筋膜組織において、トランスクリプトーム解析で発現レベルが上位にあげられた遺伝子(CXCL13を含むケモカインなど)を組織切片上で検出するためにin situ hybridization法を行い、それら遺伝子を発現している細胞の局在と細胞種を同定する。これにより、炎症の早期標的臓器である筋膜における病態解析を行う。

Outline of Annual Research Achievements

16症例[皮膚筋炎10例(抗合成酵素症候群を含む)と多発性筋炎6例(抗合成酵素症候群を含まず)]の筋膜を含んだ筋生検組織を用いてトランスクリプトーム解析行ったが、不適切症例を除き再度、15症例[皮膚筋炎9例(抗合成酵素症候群を含む)と多発性筋炎6例(抗合成酵素症候群を含まず)]でトランスクリプトーム解析を行った。その結果、多発性筋炎の筋膜と比較して皮膚筋炎の筋膜ではCXCL13の発現量は10倍以上と高発現していたが、補正したp-value (FDR p-value)では0.05未満に至らなかった。しかし、同じCXCLケモカインの中でCXCL10が15倍以上と高発現しており、FDR p-valueも0.05未満であったため、まずはCXCL10を解析対象とした。筋膜でCXCL10を高発現している局在と細胞種を同定するためにin situ hybridization (ISH)を行った。その結果、CXCL10は炎症細胞が浸潤している周囲に多く存在する傾向がみられた。また、炎症細胞が浸潤していない部位でも観察される部位がみられた。CXCL10陽性細胞の中で細胞の形態上、紡錘形であるものが存在したため、線維芽細胞をはじめとする間葉系細胞マーカーの1つであるビメンチンとCXCL10の二重染色を行った。その結果、多発性筋炎の筋膜と比較して皮膚筋炎の筋膜ではダブルポジティブの細胞数が有意に多かった。現在、線維芽細胞以外のCXCL10発現細胞としてマクロファージの存在を確認するためCD68陽性細胞も含め、CXCL10、ビメンチン、CD68の3重染色の条件設定を行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

in situ hybridizationにおいて3重染色に使用している蛍光色素の波長により最適な蛍光顕微鏡のフィルターにを交換し、再度条件設定をしているため。

Strategy for Future Research Activity

今後はCXCL10発現細胞が線維芽細胞とマクロファージのどちらが多く産生しているかin situ hybridizationを用い検討する。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2023

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 皮膚筋炎における筋膜組織の遺伝子発現解析とin situ hybridizationによるCXCL10産生細胞の同定2023

    • Author(s)
      吉田健、伊藤晴康、野田健太郎、松下嵩之、大藤洋介、浮地太郎、室慶直、黒坂大太郎
    • Organizer
      第67回日本リウマチ学会総会・学術集会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] 皮膚筋炎における筋膜組織の遺伝子発現解析とin situ hybridizationによるCXCL10産生細胞の同定2023

    • Author(s)
      吉田健、伊藤晴康、野田健太郎、松下嵩之、大藤洋介、浮地太郎、室慶直、黒坂大太郎
    • Organizer
      日本リウマチ学会
    • Related Report
      2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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