Project/Area Number |
22K08582
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 54030:Infectious disease medicine-related
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
中田 浩智 熊本大学, 病院, 准教授 (40628492)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | HIV / HIV薬 / ケモカイン受容体 / 多量体形成 |
Outline of Research at the Start |
HIVのコレセプターであるケモカイン受容体について、その多量体形成に重要な部位を同定し、ケモカイン受容体の多量体形成がHIVの感染性に与える影響を調べる。最終的にはケモカイン受容体の多量体形成を介してHIV感染を阻害する薬剤の開発を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
CXCR4に多量体形成に影響を与える可能性がある部位を同定し、それらの部位にアミノ酸変異を単独~複数導入し、変異CXCR4発現プラスミドの作成を行った。それらの変異CXCR4により多量体形成がどのように変化するかをCXCR4に蛍光色素(EFP、CFP)を結合させることでFluorescence Resonance Energy Transfer (FRET)で評価したり、CXCR4にHISタグなどを結合させウエスタン・ブロッテイング法を用いて評価するなどしている。同時にこれらの変異CXCR4のHIV感染性についても変異CXCR4を発現させた細胞へのHIVを用いた直接的な感染実験の他、CD4-CXCR4発現させた標的細胞に対し、gp120・TATなどを発現させたエフェクター細胞を反応させるfusion assayなどの手法を用いて評価を行っている。変異CXCR4を複数同時に発現させるとFRETや感染実験での変化がより増強される傾向がいくつかの変異では見られており、その結果からは、上述の結果と合わせて、FRET値と感染性に正の相関が見られている。このように複数の変異を有するCXCR4の生理的な機能(SDF-1などによる反応)への影響についてさらに検討を行って行く。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID流行の影響で遅れた分について完全には取り戻せていないが、徐々にデータは蓄積して来ている。一部の実験手法では系が確立できていないものもある。
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Strategy for Future Research Activity |
変異CXCR4を用いた多量体形成への影響およびHIV感染性への影響については現在のデータが蓄積すれば一定の結果は得られる見込みである。新規薬剤の開発については時間的に難しいと考えるが、既報のCXCR4阻害薬で我々のデータで重要と特定されるCXCR4の部位への結合が想定されている薬剤を探索し、今後の薬剤開発の基礎となる実験の検討は行う予定である。
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