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The impact of simultaneous microbiota transplantation on the outcome of living donor liver transplantation from the same donor

Research Project

Project/Area Number 22K08696
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 55010:General surgery and pediatric surgery-related
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

高槻 光寿  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80380939)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Keywords腸内細菌 / 肝移植
Outline of Research at the Start

近年、腸内細菌叢が様々な病気の原因や病態と関連することが明らかにされており、自らを免疫作用で攻撃してしまう“自己免疫疾患”もそのひとつとされている。つまり、腸内細菌叢が免疫調節にも関与していることが明らかとなってきている。本研究の目的は、生体肝移植においてドナー由来の腸内細菌を同時に移植することによって、肝に対しての免疫が適切に調整されることにより、免疫寛容を獲得することができるか否かを明らかにすること、である。

Outline of Annual Research Achievements

肝移植は肝硬変などの肝不全患者に対する救命治療として確立されたものであるが、拒絶反応を治療するための免疫抑制剤は必須であり、この量が多すぎると感染症や副作用などの重篤な合併症が発生するため、バランスを適切に調整するのがポイントである。
一方、肝不全患者の腸内細菌叢は健常人と比較して多様性が失われており、さらに、いわゆる悪玉菌が優勢になっていることが明らかとなっている。しかも、腸管からの血流は門脈を介して全て肝に流入するため、様々な肝疾患で腸内細菌との関連が報告されている。
以上の背景から、本研究は生体肝移植においてドナーの腸内細菌をあらかじめ患者(レシピエント)へ移植することにより腸-肝循環を整えて免疫学的に有利な環境を作り、感染症や拒絶反応をより効果的に制御できるかを明らかにする試みである。
腸内細菌移植は、潰瘍性大腸炎や偽膜性腸炎などに対する治療として実績のある糞便移植により行う。ドナーの便を採取し、レシピエントにもともと予定されている下部消化管内視鏡(大腸カメラ)の機会を利用して肝移植手術前2週間以内に糞便移植を行い、術後の感染症発生や拒絶反応の程度・頻度を観察する。
研究期間中に10例行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

月1例程度の施行を計画していたが、やや試験対象となる患者の条件が厳しく、さらにCOVIDパンデミックの影響も重なってか、肝移植手術自体が少なかった。10例行う予定のうち、現時点で2例に行っている。

Strategy for Future Research Activity

COVIDパンデミックの収束により肝移植手術自体の症例数が本年より増加傾向にあり、順調に進めば予定どおりの症例数に到達する見込みである。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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