Project/Area Number |
22K08795
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55020:Digestive surgery-related
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
得丸 重夫 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 助教 (70624683)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北沢 将人 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 講師 (10467152)
山本 悠太 信州大学, 医学部, 医員 (20712764)
副島 雄二 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (30325526)
瀧 伸介 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (50262027)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2026: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2025: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | IRF-2 / IELs / T cell / インターフェロン制御因子2 / 免疫チェックポイント阻害薬 / 自己免疫性腸炎 / 腸管上皮内リンパ球 |
Outline of Research at the Start |
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)はさまざまな癌腫に有効性が示されており、その普及に伴って免疫関連有害事象が癌治療の問題となっている。腸管上皮内リンパ球(IELs)は、ICIが誘発する自己免疫性腸炎への関与が報告されている。インターフェロン制御因子2(IRF-2)はインターフェロン制御以外にも、免疫関連遺伝子の転写因子、細胞増殖、アポトーシス制御、腫瘍免疫、炎症性腸疾患も関与しており、ICI耐性や大腸癌の予後不良因子としてのバイオマーカーとしても、近年注目されている。IRF-2を介した、腸管IELsの分化・成熟のメカニズムを解析し、ICI関連腸炎の発症のメカニズムの一端を解明する。
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Outline of Annual Research Achievements |
腸管上皮細胞間リンパ球(IELs)の解析を進め、2022年度はマイクロアレイなどの追加実験とこれまでの解析結果をまとめ、タイトル:Interferon regulatory factor-2 is required for the establishment of the gut intraepithelial T cell compartmentとして、雑誌:International Immunologyに投稿し、2022年12月15日にpublishされた。 論文の概要は以下である。 IELs中のUnconventional T cellは分化や成熟の要因は十分に解明されていない。IRF-2欠損マウス(IRF-2 KO mice)のIELs解析で、Unconventional T cellは減少していた。さらに、IRF-2 KO miceマウスでCD8αα+ TCRαβ+ iIELsは未熟な細胞であった。IRF-2 KO miceの骨髄、胸腺細胞移植で、Unconventional T cellを効率的な生成が出来ず、胸腺細胞のIL-15刺激下の培養で、IRF-2 KO mice胸腺細胞はCD8αα+ TCRαβ+ 細胞を効率的に生成出来なかった。しかし、IL-15とIRF-2の二重変異マウスでも、iIELsの欠損が見られた。IRF-2 KO miceでagonist selectionを促進するとCD8αα+ TCRαβ+ iIELsは効率的に生成されたが、未熟なままであり、IRF-2は末梢での成熟に重要な役割があることが示唆された。本研究では、IRF-2はUnconventional T cellの分化、成熟に重要な役割を担っており、胸腺のIELPの分化と、IL-15依存的、非依存的に末梢のiIELsの成熟を促進する二面的な機能を持つことが明らかになった。
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