Project/Area Number |
22K08808
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55020:Digestive surgery-related
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
今藤 裕之 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (80790641)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松尾 洋一 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40381800)
青山 佳永 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (90870535)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 膵癌 / 放射線耐性 / CXCL12/CXCR4シグナル / 浸潤 / CXCR4阻害剤 |
Outline of Research at the Start |
膵癌に対する最も有効な治療は根治的な外科的切除であるが、切除後も高頻度で再発する。再発率の低減を目的として術前化学放射線療法が行われるが、その効果は十分とはいえない。一方、われわれは独自に樹立した放射線耐性膵癌細胞株の機能解析の結果、放射線耐性株では、①癌幹細胞マーカーであるCXCR4の発現が増強しており、②CXCL12/CXCR4シグナルを介して浸潤能を亢進し、③CXCR4阻害剤がこれを抑制することを見出した。本研究では、これを発展させ、放射線耐性株におけるCXCL12/CXCR4シグナルの分子生物学的な解析、CXCR4阻害剤の抗腫瘍効果を検証することで、その臨床応用を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
われわれは,膵癌細胞株(MIA PaCa-2, SW1990)に放射線を分割照射することで放射線耐性膵癌細胞株を樹立した.耐性株では親株と比較して,癌幹細胞マーカーであるCXCR4 のmRNA発現 および細胞膜上でのタンパク発現が亢進していることを,RT-PCR,CXCR4 ELISAおよび蛍光免疫染色で確認した.CXCR4/CXCL12シグナルは癌の浸潤に関与していることが報告されており,CXCR4の発現が亢進している耐性株と親株との間の浸潤能の変化を浸潤実験で評価した.耐性株および親株にCXCL12を投与すると浸潤能が亢進することを確認した.CXCL12は線維芽細胞が分泌することが報告されており,膵癌細胞株と線維芽細胞株を共培養すると耐性株,親株ともに浸潤能が亢進し,親株と比較して耐性株で有意に浸潤能が亢進することを確認した.また,これらの亢進した浸潤能がCXCR4阻害剤で有意に抑制されることを確認した. CXCR4阻害剤の放射線耐性に対する影響を評価する目的で耐性株および親株にCXCR4阻害剤を投与しつつ放射線照射を行い,コロニー形成能を評価した.耐性株に CXCR4阻害剤を投与すると放射線照射後のコロニー形成能の有意な低下を認めた. 浸潤能および血管新生能の比較検討を進めているが,予想した結果が得られておらず,条件を変更しながら検討を進めている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究実施計画に沿って,浸潤能および血管新生能の比較検討を進めているが,予想した結果が得られておらず,条件を変更しながら検討を進めている.
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Strategy for Future Research Activity |
浸潤能、血管新生能の比較研究を継続する.良好な結果が得られれば当初の計画通り動物実験を開始する方針である.
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