Project/Area Number |
22K08915
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55030:Cardiovascular surgery-related
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
川上 亜希子 山梨大学, 大学院総合研究部, 臨床助教 (70597004)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中楯 陽介 筑波大学, 附属病院, 病院講師 (50597002)
小口 健史 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (60201399)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | ラット / 人工心肺装置 / cardiopulmonary bypass / インスリン / 人工心肺 / 経鼻インスリン / 脳内炎症 |
Outline of Research at the Start |
今日、高齢者の手術が増加し心臓手術も同様であるが、周術期神経認知機能障害が問題となっている。心臓手術では頻度が高く、人工心肺(心臓手術中に心臓と肺の役割を代用する装置)による炎症の発生も原因と一つとされている。経鼻インスリン投与は、認知機能障害患者の認知機能を改善し、動物実験では麻酔薬曝露や開腹手術モデルでの周術期神経認知機能障害の予防効果を認めているが、人工心肺に対する有効性は不明である。今回、ラットを用いた人工心肺モデルを用いて経鼻インスリン投与を行い、惹起された脳内急性炎症に対する効果を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、科学研究費を利用して新しく実験機器を購入し、それによる安定したラットの人工心肺モデルを確立することに注力した。 本研究を始めるにあたり、今までに使用していた装置では実験の詳細な測定記録を残すことが困難であった。そこで、記録や解析を行うことに優れた機器を購入し、その機器を用いた新たな人工心肺モデルを作成した。実験を開始したが、体外循環時間やインスリン投与量の調整などの実験条件の調整に時間を要している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
装置の購入などの実験環境および実験条件や薬剤投与量の設定に時間を要しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
実験に必要な機器の購入および実験条件の設定が済み次第、測定を開始していく予定である。体外循環により惹起される炎症が、経鼻インスリン投与によって抑制もしくは軽減されるかどうかを脳組織を用いて検討する予定である。
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