Project/Area Number |
22K08953
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55030:Cardiovascular surgery-related
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
加藤 貴吉 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (00899073)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 英志 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (30402176)
鈴木 景子 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 特任助教 (90775149)
石原 拓磨 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (00783193)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 症例蓄積ペースがきわめて良好 / サンプル採取が順調 / 症例蓄積ペースが良好 / 心臓胸部大血管手術 / 血管内皮グリコカリックス / 血中シンデカン-1 / 術後回復過程 / 治療適正化 |
Outline of Research at the Start |
2022年から2024年の間、当院にて待機的心臓胸部大血管手術を施行する症例の日常臨床にて行われる採血検体の残血清を収集し血中シンデカン-1(ELISA法)を測定する。同時に術後回復に関わる臨床データを経時的に採取する。目標症例数は、主解析における説明変数および非線形項を考慮したうえで150例と定めた。それらの経時的変化と関連性を評価する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、心臓胸部大血管手術により生じる血管内皮グリコカリックス障害を明らかにし、周術期グリコカリックス障害程度およびその回復過程と臨床における患者回復経過との関連性を検討する事である。グリコカリックスの障害および回復過程の評価はその構成タンパクである血中シンデカン-1濃度にて行うが、当院でのシンデカン-1測定はこれまでの当院からの複数報告しており、その確立された手技に則り測定を開始している。 待機的心臓胸部大血管手術例に関しては、現在順調に症例を蓄積している。研究計画年よりも以前の年間開心術症例に比較して症例数自体が増加しており、現時点で200例以上のエントリーがなされているため予定よりも良好なペースであるといえる。手術症例のほとんどが研究に関する患者承諾が得られている。当院での心臓大血管手術の内容は冠動脈、弁疾患、大動脈疾患とバランスよく多岐にわたっており、さらに当院における心臓手術においては人工心肺を使用しないものも多くあるため、人工心肺の使用有無や術式の差異がグリコカリックス障害程度またその回復に及ぼす影響も併せて評価できると考えている。それぞれのサンプル採取およびデータ採取、保存においても専用のPCを使用して順調に進んでいる。実際の解析に関しては2024年度に入り次第症例エントリーを打ち切り統計部門により順次統計を開始する予定である。これまでも論文精査・関連情報収集も進んでおり、統計結果を確認次第、論文化を行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
症例蓄積ペースが想定より良好であり、サンプル採取も順調に進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
症例数の蓄積は順調であり、2023年度をもって症例エントリーを終了とする予定。その後速やかに統計解析、論文化を開始する予定。
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