Project/Area Number |
22K08993
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55040:Respiratory surgery-related
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
小池 輝元 新潟大学, 医歯学系, 講師 (90635723)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 達哉 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (20899512)
土田 正則 新潟大学, 医歯学系, 教授 (60293221)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 間質性肺疾患 / 急性増悪 / 肺癌 / 酸化ストレス / 手術 |
Outline of Research at the Start |
血清中酸化ストレスマーカーであるDiacron-reactive oxygen Metabolites(d-ROMs),Biological antioxidant potential(BAP)の,既存の間質性肺疾患や手術侵襲に伴う周術期の濃度上昇が,間質性肺疾患合併肺癌での術後急性増悪発症を予測する因子となりうるかを検討する. 主要評価項目: 周術期の血清中d-ROMs,BAP濃度,その経時的変化と手術後間質性肺疾患急性増悪発症との関連 副次評価項目: 酸化ストレス耐性に関連する転写因子であるHypoxia inducible factor-1α(HIF-1α)の切除肺組織中でのタンパク発現
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,血清中酸化ストレスマーカーの既存の間質性肺疾患や手術侵襲に伴う周術期の濃度上昇やその経時的変化が,間質性肺疾患合併肺癌における間質性肺疾患術後急性増悪発症を予測する因子となりうるかを検討する.対象患者:治療的肺切除を実施予定である間質性肺疾患合併肺癌または肺癌疑い患者.①主要評価項目: 周術期の酸化ストレスマーカーである血清中d-ROMs,BAP濃,その経時的変化と手術後間質性肺疾患急性増悪発症との関連,②副次評価項目: 酸化ストレス耐性に関連する転写因子であるHypoxia inducible factor-1α(HIF-1α)の切除肺組織中でのタンパク発現 研究計画:令和4年度 プロトコール作成,症例登録,d-ROMs,BAP測定,HIF-1α免疫組織化学染色,HIF-1αタンパク定量 令和4年度実績 ①プロトコール作成:「血清酸化ストレスマーカーによる間質性肺疾患合併肺癌に対する肺切除後急性増悪予測能に関する研究」としてプロトコールを作成し新潟大学倫理委員会に申請した.当倫理委員会の審査を経て,2023年4月5日Ver.1.1が承認された(承認番号:2022-0302).また,UMIN-CTRに「血清酸化ストレスマーカーによる間質性肺疾患合併肺癌に対する肺切除後急性増悪予測能に関する研究」として登録を行った(UMIN試験ID:UMIN000050816). ②情報収集:呼吸機器外科関連の国内学会に参加し,間質性肺疾患合併肺癌に対する手術やその急性増悪に関する情報収集を行った. ③実験環境整備:験室を整備し,必要物品の整備状況,プロトコールに伴う測定作業の具体的な実施方法について共同研究者とも確認作業を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究計画: 令和4-6年度 プロトコール作成,症例登録,d-ROMs,BAP測定,HIF-1α免疫組織化学染色, HIF-1αタンパク定量
研究計画では令和4年度中にプロトコール作成し症例登録,各種測定実験を行う予定であったが,プロトコール作成,新潟大学倫理委員会における承認までに予想よりも時間を要したため,実際の症例登録や測定実験までは至らなかった.
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Strategy for Future Research Activity |
プロトコールが施設倫理委員会に承認されたため,今後は症例登録を行う.血清中の酸化ストレスマーカー測定については各症例の入院中,初回外来採血時の検体で速やかに測定を実施し,データを登録する.肺組織標本を用いた各種タンパク測定については,間質性肺疾患術後急性増悪例が発症した時点で測定を行う予定である.
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