心不全患者における無自覚低血糖の発生実態の解明と新規心不全治療戦略としての応用
Project/Area Number |
22K09145
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55060:Emergency medicine-related
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
手嶋 泰之 大分大学, 医学部, 教授 (10457608)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 悠海 大分大学, 医学部, 客員研究員 (20835607)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 低血糖 / 心不全 |
Outline of Research at the Start |
心不全患者の再入院の抑制と予後改善は救急医療における最重要課題の1つである 予備研究の結果から「心不全患者は糖尿病の合併がなく血糖降下治療を受けていなくても低血糖をきたしやすく、これが病態や予後の悪化をもたらしているのではないか」 との疑問を持ち着想に至った。本研究では心不全患者の急性期・慢性期における無自覚低血糖の発生実態を明らかにし、病態と予後への影響について調べる。さらに新しい心不全の治療戦略として、夜間血糖値の安定化を目指した補食、ホルモン補充、持続糖液補充治療を構築し、再入院の減少と生命予後の改善をめざす。
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Outline of Annual Research Achievements |
心不全患者の再入院の抑制と予後改善は救急医療における最重要課題の一つである。研究代表者は長年にわたり血糖変動による心疾患の発症への影響について基礎的、臨床的に研究を継続してきた。その中で、血糖変動は虚血再灌流障害を増悪させること、また心房細動基質の形成を促進することを見出し報告した。さらにその機序として、血糖変動は持続高血糖以上に酸化ストレスを生み出すことが影響していることを明らかにした。 本研究では、まずヒトにおける血糖変動と心不全の発症、悪化との関連を調査している。これまで慢性心不全患者では夜間に低血糖をきたす例を多く認めている。①急性期~慢性期の心不全患者における無自覚低血糖の発現特性を見極める ②低血糖発生の機序を探る ③低血糖により心不全の病態、予後は悪化するか、低血糖を防ぐことは病態改善につながるか、を調査・分析することを目的として引き続きデータ収集を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データ収集に協力して頂ける心不全患者より血糖値データを収集中である。
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Strategy for Future Research Activity |
データ収集を行いつつ、病態との関連について解析を進める。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)