Project/Area Number |
22K09152
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55060:Emergency medicine-related
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
若竹 春明 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (80537001)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | Refeeding症候群 / 重症患者 / 低栄養 / 栄養療法 / プロトコール / 栄養評価 |
Outline of Research at the Start |
Refeeding症候群(RFS)は、栄養障害患者への過剰な栄養投与が原因で生じる致死的合併症である。研究代表者のグループは単施設の集中治療室で重症患者の約半数がRFSの高リスクに該当し、リスクの段階で死亡と関連することを示した。RFSのリスク患者への栄養療法の推奨はあるものの、体系的なプロトコールを用いた栄養療法の効果に関する研究は見当たらない。 本研究では重症患者に対し(1)早期から段階的に栄養投与量を増加させる独自の栄養プロトコールを作成し、当該プロトコールを用いてRFSの予防効果・安全性を検証する。(2)特にRFS高リスク患者に対して、多施設で当該プロトコールを運用して治療効果を評価する。
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Outline of Annual Research Achievements |
我々は、4年間の研究期間で栄養制限プロトコールがRefeeding症候群のリスクをもつ重症患者においてどの程度Refeeding症候群の発症や予後改善に寄与するか検証することを目的としている。段階的に研究・発表を進めており、3段階での研究進行を検討している。その第一段階のデータ収集が終了した。単施設での栄養制限プロトコール開始前におけるRefeeding症候群のリスクと発症の関係を解析しており、その結果をまとめ次第、学会発表を予定している。 また、研究参加施設においてRefeeding症候群のリスク因子を取得するための教育、収集方法を整備し、データ収集のためのシステムが1施設でほぼ整いつつあるため、データ収集に向けて動き始めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1施設におけるプロトコール前のデータ集積が終わり、中間報告という形にはなるが、ベースラインのデータを発表する予定としている。また、参加表明施設1施設において、データを集積するシステムが整いつつある。概ね順調に進展していると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
栄養制限プロトコール開始前後の評価に関して、聖マリアンナ医科大学生命倫理委員会へ研究申請をしており、現在承認待ちの状態となっている。承認され次第、プロトコール開始後2年経過した聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院におけるプロトコール開始後のデータ収集を行い。プロトコール開始前後でどの程度、Refeeding症候群が減ったか、予後改善に寄与したか検証を予定している。2023年度中のデータ収集を課題としているが、働き方改革などもあり、データ収集の人員を確保することが課題である。 研究参加施設において教育やデータ収集のためのシステムが整った施設では、データ収集を開始する。また、ベースラインのデータ収集の目処がついたところで、栄養制限プロトコールを開始運用する。
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