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心電図解析によるてんかん患者の発作予後予測に関する検討

Research Project

Project/Area Number 22K09157
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 55060:Emergency medicine-related
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

森 周介  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (20362072)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 稲次 基希  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 講師 (00422486)
藍 智彦  順天堂大学, 医学部, 教授 (00570128)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Keywordsてんかん / 心電図 / 不整脈 / 器質的脳疾患 / 電気的リモデリング
Outline of Research at the Start

てんかんは突然死の一原因である。てんかん関連突然死の原因は未だ不明だが、不整脈との関連について注目されており、これまで、てんかん患者に於ける心電図異常の有無が研究されてきた。最近我々は、てんかん発作後の心電図異常を調査し、器質的疾患既往を有するてんかん患者は、既往を有さないてんかん患者に比し、不整脈発生と関連が深い心臓再分極異常の頻度が高い事を発見したが、更なる症例数の蓄積、遺伝子解析による新しいてんかん関連遺伝子の発見とその変異の探索、および海馬硬化症モデルの構築を行い、てんかん患者に於ける心電図異常が、てんかん発作の予後予測因子として使用できるかを見極める。

Outline of Annual Research Achievements

本研究は、脳梗塞や脳出血の既往を有するてんかん患者は有さないてんかん患者に比し不整脈発生と関連が深い心臓再分極異常の頻度が高い、という過去の我々の報告に基づいて、てんかん患者に於ける心電図異常がてんかん発作の予後予測因子として使用できるかの判定を目的としている。
A) 臨床データの集積と解析(2022-2026年度):東京医科歯科大学ERセンターおよびてんかんセンターを受診するてんかん患者を対象に、臨床データ、家族歴、 心電図、頭部CT/MRI、脳波、血液データの集積を行っており、今後も継続予定である。2022年度は過去10年間の同センター受診者の症例を抽出し、データの解析を行った。本結果を2023年度中にまとめ、中間報告として学会発表、論文投稿する予定である。
B) 遺伝子解析(2022-2026年度):明らかな心電図異常を示す患者を対象に、QT延長症候群を除外する為、また、新しいてんかん関連遺伝子、遺伝子変異の探索の為、次世代シーケンサーを使用した遺伝子解析を行う予定であった。しかしながら近年てんかんに対する海馬切除などの侵襲的治療は激減しており、脳組織採取の機会は失われている。
C) てんかん患者脳組織の分析(2022-2026年度):難治性てんかんによる手術症例の切除組織よりmRNAおよびDNAを抽出し遺伝子解析を行う。また、これらの結果と心電図パラメーターとの関連を検討する。上記の通り2022~2023年度の手術実績は極め少なく、脳組織サンプルの解析に代わる方法を模索中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2022年度は、新型コロナウイルス拡大による影響から、てんかん患者の救命救急センターおよびてんかんセンター受診者数の減少を認めており、新規の登録者数が予定数を下回った。2023年度のてんかん患者の受診者数は増加したが、てんかん患者の手術例については、受診者数が新型コロナウイルス拡大以前と比較して大幅に減少した。さらに近年てんかんに対する海馬切除などの侵襲的治療は激減しており、脳組織採取の機会は失われつつあり、当初予定されていたB)およびC)については研究の代替方法を模索中である。一方で脳腫瘍手術がてんかん発作に影響を及ぼす可能性に着目し、2023年11月に開催された第51回日本救急医学会総会・学術集会において、「てんかん患者における脳腫瘍手術が心臓電気活動に与える影響」の題目で講演発表を行った。今後は遺伝子検索の新たな方法の策略および脳器質的疾患が心臓電気活動に与える影響についての探究を継続する。

Strategy for Future Research Activity

A) 臨床データの集積と解析(2022-2026年度)
東京医科歯科大学ERセンターおよびてんかんセンターを受診するてんかん患者を対象に、臨床データ、家族歴、心電図、頭部CT/MRI、脳波、血液データの集積の継続を行う。
B) 遺伝子解析(2022-2026年度)
明らかな心電図異常を示す患者を対象にQT延長症候群を除外する為、また、新しいてんかん関連遺伝子、遺伝子変異の探索の為、次世代シーケンサーを使用した遺伝子解析(Exome sequencing) を行う。2023年も引き続き研究対象となる症例の探索を行い、一定の症例数に達したところで解析予定である。しかしながら近年のてんかんに対する侵襲的手術症例の激減に伴い、新たな視点からのアプローチを模索する。
C) てんかん患者脳組織の分析(2022-2026年度)
難治性てんかんによる手術症例の切除組織よりmRNAおよびDNAを抽出し、遺伝子解析を行う。また、これらの結果と心電図パラメーターとの関連を検討する。てんかんに対する侵襲的手術の激減に伴い、脳組織採取が困難であれば新たな方法を模索する。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] てんかん患者における脳腫瘍手術が心臓電気活動に与える影響2023

    • Author(s)
      森 周介、岩崎 陽平、稲次 基希、藍 智彦
    • Organizer
      第51回日本救急医学会総会・学術集会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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