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心虚血・再灌流時のセロトニン動態への薬理学的介入による心筋細胞傷害軽減

Research Project

Project/Area Number 22K09182
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 55060:Emergency medicine-related
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

黒子 洋介  岡山大学, 大学病院, 講師 (20459184)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 秋山 剛  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 客員研究員 (70202554)
小谷 恭弘  岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (90534678)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Keywords心筋虚血再灌流障害 / セロトニン / 心臓マイクロダイアリシス / 心筋虚血再還流障害 / 心筋虚血再灌流傷害
Outline of Research at the Start

心筋の虚血・再灌流時には虚血心筋局所の5-HT濃度が著明に上昇するが、5-HTそのものも心筋細胞を傷害することが知られている。ラットの心臓に心臓マイクロダイアリシス法を用いて実験を行う。心筋の虚血・再灌流時の心筋間質のミオグロビン、5-HT、5-HIAAを測定し、5-HTの心筋細胞傷害に関与する薬剤、SSRIとEMTを投与して心筋傷害が軽減できるかどうかを調べる。

Outline of Annual Research Achievements

心筋虚血・再灌流時、5-HTは、①5-HT receptorを介した心筋細胞傷害、②MAO代謝によって発生するH2O2を介した心筋細胞傷害、の2つの作用機序により心筋細胞を傷害すると考えられる。そのため、①SSRI (selective 5-HT reuptake inhinitor)はreceptor-dependent effectの観点から、②EMT (extra-neuronal monoamine transporter) inhibitorは、MAO-dependent effectの観点から、心虚血・再灌流時における5-HTによる心筋細胞傷害を減弱させる、と考えられた。
我々が開発した心臓マイクロダイアリシス法は、in vivoで心筋に半透膜でできたプローべを埋め込み、プローべにリンゲル液を流して回収した透析液から心筋間質の情報を得るシステムである。冠動脈をスネアして心筋の虚血再灌流領域を作成し、その部位へプローべを埋め込めば心筋間質の虚血・再灌流時の情報が得られる。5-HT、5-HIAA(5-HTの代謝産物)、ミオグロビンなどを測定することにより、5-HTの虚血再灌流時の動態や心筋傷害の程度などを調べることができる。
2022年度は全身麻酔下にラットの心筋にin vivoでマイクロダイアリシスプローべを埋め込み、心筋の虚血再灌流時における透析液のミオグロビンを測定し、虚血時および再灌流時に上昇していることを確認した。2023年度も引き続きラット透析液中のミオグロビンを測定しながら、5-HT, 5-HIAAの測定も開始した。COVID-19感染の影響は落ち着いてきているものの、まだまだ社会的な事情により十分な実験時間が取れているとは言えず、5-HT, 5-HIAAに関するデータは収集中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

COVID-19感染により十分な実験時間がとれなかったこと、5-HT, 5-HIAAの測定に関して機器の準備が遅れたことから、当初の予定よりも実験は遅れている。

Strategy for Future Research Activity

心臓マイクロダイアリシス法によりラット心筋の虚血再灌流時のミオグロビン・5-HT・5-HIAAを測定する。コントロール群の測定の後、下記の条件下に測定を行う。
1. SSRI, EMTの心筋局所への投与
2. SSRI, EMTの全身投与
上記のデータをもとに5-HTによる心筋の虚血再灌流障害に与える影響を評価し、心筋細胞傷害を軽減できるかどうかを明らかにする。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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