Search for the novel biomarker to evaluate the severity of heat-related illness
Project/Area Number |
22K09191
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55060:Emergency medicine-related
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
射場 敏明 順天堂大学, 医学部, 教授 (40193635)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 宣宏 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (80267955)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 熱中症 / 多臓器障害 / 血管内炎症 / 活性化好中球 / 血管内皮細胞障害 / バイオマーカー |
Outline of Research at the Start |
1. 暑熱暴露下においては、熱刺激による組織、細胞障害に伴って炎症反応が惹起され、ネクローシスなどの細胞死が誘導されて血管内皮障害や組織障害を助長する。2. これとともに凝固反応が活性化され、その結果生じたトロンビンは凝固と炎症を結ぶメディエータとして機能する。3. 炎症・凝固活性化の結果として免疫・炎症血栓が形成され、臓器微小循環の原因となることが予想されている。 4. 上記に加え、横紋筋融解がもたらされ、逸脱するミオグロビン/ヘムが臓器障害に関与していることも想定されている。今回の研究では熱中症における炎症、凝固、ヘム関連因子と微小循環障害や臓器障害の複雑な関係を検討する予定である。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度の研究により、熱中症においては暑熱による脱水、エネルギー需要の増大以外にも、thromboinflammationと称される血管内炎症が重要な役割を果たしていることが明らかになった。このthromboinflammationには血管内で炎症と凝固同時に活性化さて、両者の相互作用で増強される現象で、白血球から放出されるextracellular traps, damage-associated molecular patternsや単球や血小板、内皮細胞における凝固活性化物質の発現と、microvesicleの放出などの役割が大きい(Iba T, Helms J, Levi M, Levy JH. Inflammation, coagulation, and cellular injury in heat-induced shock. Inflamm Res. 2023 Mar;72(3):463-473.)。このため、熱中症におけるバイオマーカーとしては、炎症および凝固を反映する因子が有望であり、interleukin-6およびD-dimerの測定、評価を中心に解析を行った。その結果、interleukin-6は熱中症症例での増加が確認され、診断に有用である可能性が示唆された。一方、D-dimerに関しては感度が高く、非熱中症症例での陽性例が相当程度あり、熱中症症例との間で差はみられなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度の研究に関しては実験計画時に想定した血管内で生じるイベントに関して概ね予想通りの結果が得られている。しかしながら、重症例の登録が限られており、重症度との関連については未だ検討が行われていない状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度も引き続き奨励の蓄積に努め、とくに重症例の集積に注力して研究をすすめていく予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)