新規医療用接着シートを用いた切断神経の接着における強度および癒着防止効果の検討
Project/Area Number |
22K09364
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56020:Orthopedics-related
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
鈴木 拓 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90445304)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田口 哲志 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 機能性材料研究拠点, グループリーダー (70354264)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 生体接着剤 / 神経断裂 |
Outline of Research at the Start |
近年,共同研究者によってスケソウダラ由来のゼラチンを用いた医療用接着剤が開発され,従来より高い接着強度と生体親和性を有することがブタの血管を用いて確認されている.また同接着剤は液状の形態に加え,より臨床で使用しやすいシート状の形態(以下、タラ接着シート)が開発されている 本研究は断裂した神経にタラ接着シートを付加することによる強度の増強,神経再生の効果,ならびに癒着防止効果を確認し,将来的に実臨床での実用化を目的とする.
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Outline of Annual Research Achievements |
近年,タラ由来のゼラチンを用いた医療用接着シートが開発され,従来より高い接着強度と生体親和性を有することがブタの血管を用いて確認されている.本研究では新規に開発されたタラ接着シートによる,断裂した神経を接着した際の強度の増強を確認する.さらに同タラ接着シートにて接着した神経組織の機能回復,癒着防止機能を検討し,将来的に実臨床での実用化を目的とする. 強度試験では、現在までに新鮮屍体の指神経を用いて1. 従来の縫合糸を用いた縫合 (8-0ナイロン糸)、2.縫合糸を用いた縫合 (8-0ナイロン糸)+タラ接着シートによる接着 、3.タラ接着シートのみの接着、4. フィブリンによる接着を用いた引張試験を行った。 縫合糸を用いた縫合+タラ接着シートによる接着は縫合糸を用いた縫合よりも有意に強度が高くなることが証明された。 また タラ接着シートのみの接着は、まだ縫合糸の強度には及ばないという結果が得られたが、従来用いられてきたフィブリンよりも高い接着強度が得られた。 機能評価では同接着剤を用いて接着された神経の機能評価を行うことで,本接着剤が接着のみならず, 接着後の機能も維持されていることを確認中である。 機能評価はラットの坐骨神経を用いて行い, 接着後8 週において行った.肉眼での連続性, 前脛骨筋の重量, Sciatic functional index を測定することで神経の回復の状態を評価している最中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
指神経を用いた強度試験において、シートを縫合糸に加えることにより、従来の縫合糸よりも強度が強いことが証明されたから。
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Strategy for Future Research Activity |
現在の生体接着シートの神経に対する強度は証明されたため、今後は、機能試験、組織学的評価を行う予定である。 また癒着の評価も引き続き行う
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)