Project/Area Number |
22K09499
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56030:Urology-related
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
渡邉 昌俊 三重大学, 医学系研究科, 教授 (90273383)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上村 博司 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 准教授 (50244439)
石井 健一朗 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (90397513)
松田 知世 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (90786328)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 前立腺癌 / 腫瘍微小環境 / 共培養系 / 一次線毛 / 脂肪細胞 / 細胞微小環境 / 一時線毛 / 癌微小環境 |
Outline of Research at the Start |
前立腺癌は、癌細胞の特性だけでなく、腫瘍微小環境が癌細胞のさらなる悪性化や去勢抵抗性や化学療法、放射線治療の抵抗性獲得に関与するとされる。腫瘍微小環境は、癌細胞以外に線維芽細胞、脂肪細胞、免疫細胞などから構成される特有の環境である。近年、細胞膜にある不動性線毛である一次線毛が細胞増殖などに関与するシグナルハブであることが明らかになってきた。本研究では、前立腺癌微小環境を模した共培養系で、前立腺癌細胞、脂肪細胞、および相互作用における一次線毛の発現・機能解析を行い、各細胞および腫瘍微小環境における一次線毛の重要性を明らかにし、前立腺癌の診断・治療への新たな可能性を探ることを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、腫瘍微小環境を模した共培養系で、前立腺癌細胞、脂肪細胞および相互作用における一次線毛の発現・機能解析を行い、各細胞および腫瘍微小環境における一次線毛の重要性を明らかにし、前立腺癌の診断・治療への新たな可能性を探ることを目的としている。前年度は、前立腺癌細胞株DU145、PC-3、肺癌細胞株A549、子宮頸癌細胞株Helaの一次線毛の発現解析を行なった。Hela細胞、A549細胞においてわずかに発現を認めたが、PC-3細胞には発現が認められず、文献的には発現が報告されていないDU145細胞に一次線毛の発現を認めた。今年度は、線維芽細胞での発言及び脂肪細胞の誘導分化での一次線毛発現の変化を確認した。癌細胞における一次線毛発現頻度は低く、培養条件などに影響される可能性があり、細胞密度、細胞周期などに注意する必要があると考えられた。一方、線維芽細胞および脂肪細胞(前駆細胞)ははっきり確認することができた。本研究の核心である脂肪細胞による前立腺がんへの影響に関しては、条件培地を用いた培養系で、Gタンパク質共役型受容体、増殖受容体やイオンチャンネルの状態、ヘッジ ホッグ(Hedgehog: Hh)シグナルやWnt/β-カテニンシグナル伝達への影響、一次線毛構成要素の発現について、評価していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究は、前立腺癌細胞、 脂肪細胞、および相互作用における一次線毛の発現・機能解析を行い、各細胞および腫瘍 微小環境における一次線毛の重要性を明らかにし、前立腺癌の診断・治療への新たな可能性を探ることを目的としている。重要な構成要素である脂肪細胞の誘導維持後の成熟した脂肪細胞の確立に条件樹立と時間がかかったため、安定的な実験が行えなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
遅延の理由である安定的な成熟した脂肪細胞の供給に関しては、脂肪細胞由来の条件培地を利用し、その影響下による前立腺癌細胞の一次線毛発現およびその構成要素の発現及び機能評価に集中し、前立腺癌の診断・治療への応用展開できる要素を抽出する。
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