プロモータ制御型がん治療用ウイルスを用いた、精巣腫瘍に最適なウイルス療法の確立
Project/Area Number |
22K09510
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56030:Urology-related
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
福原 浩 杏林大学, 医学部, 教授 (20292948)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北村 盾二 杏林大学, 医学部, 助教 (90712125)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 遺伝子治療 / ウイルス療法 / 精巣癌 / 精巣腫瘍 / 癌 |
Outline of Research at the Start |
がん治療用ウイルスを用いたウイルス療法は、悪性腫瘍に対する新規治療法である。最近、我々は、腫瘍特異的なプロモータにてウイルス遺伝子を制御することによって、がん特異性を高める次世代のウイルス作製に成功した。G47deltaは、多くの固形癌で抗腫瘍効果を認めることは報告されているが、精巣腫瘍での報告はなく、また、この新規ウイルスが精巣腫瘍で抗腫瘍効果を高めるかどうかは確認されていない。この新規ウイルスを精巣腫瘍治療に応用し、さらに、精巣腫瘍特異的なウイルスも新たに作製して、難治性精巣腫瘍の治療方針のパラダイムシフトを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
がん治療用ウイルスを用いたウイルス療法は、悪性腫瘍に対する新規治療法であり、国内外で難治がんに対する臨床開発が進んでいる。我々が使用しているがん治療用ウイルスG47Δ(デルタ)は、2021年に悪性神経膠腫に対して製造販売承認された。研究代表者自身も、これまでG47Δの前立腺癌の臨床開発を進めてきた。 一方、治療抵抗性精巣腫瘍は、きわめて難治であり、革新的な治療法の開発が待たれているがんの一つである。最近、我々は、腫瘍特異的なプロモータにてウイルス遺伝子を制御することによって、がん特異性を高める次世代のウイルス作製に成功した。G47Δは、多くの固形癌で抗腫瘍効果を認めることは報告されているが、精巣腫瘍での報告はなく、また、この新規ウイルスが精巣腫瘍で抗腫瘍効果を高めるかどうかは確認されていない。最近の我々の研究によって、プロモータ制御型ウイルスを使用することによって、進行が緩徐ながんでも抗腫瘍効果が減弱されないことがわかった。新規ウイルスT-hTERTは、G47Δの複製能が減弱する進行が緩徐ながんにおいても、腫瘍特異的hTERTプロモータでICP6遺伝子を発現させることによって、十分に複製が可能となり、既存のG47Δと比較して有意な抗腫瘍効果を示した。 まず、当該年度は、非セミノーマ精巣腫瘍(NSGCT)においてG47Δが抗腫瘍効果を示すかどうか検証した。ヒトNSGCT細胞のNTERA-2、Tera-1およびマウスNSGCT細胞のF9にて、cytotoxicityアッセイを行い、殺細胞効果を検討があることを確認した。また、既に、CDDP濃度を少しずつ上昇させ、CDDP暴露を半年間行って、CDDP耐性のヒトNSGCT細胞NTERA-2RにてG47Δが抗腫瘍効果を示すことを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新規の腫瘍特異的ウイルスT-hTERTでの研究には至っていないが、既存のウイルスG47Δが精巣腫瘍モデルで抗腫瘍効果を示すことを確認したため。
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Strategy for Future Research Activity |
新規の腫瘍特異的ウイルスT-hTERTがin vitroで抗腫瘍効果を持つかどうか検討する。G47Δと同様、ヒトNSGCT細胞のNTERA-2、Tera-1、ITO-2およびマウスNSGCT細胞のF9にて、MTTアッセイ、cytotoxicityアッセイを行い、殺細胞効果を検討する。また、CDDP耐性株でも検討を行う。次に、NTERA-2およびF9細胞に対して、ヌードマウスの皮下腫瘍モデルでのin vivo腫瘍抑制効果を検討する。さらに、F9細胞と同系統の129マウスでの皮下腫瘍モデルにて、免疫がある状態での腫瘍抑制効果を検討する。また、宿主の免疫賦活状況を評価し、機序の解明も行う。
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Report
(1 results)
Research Products
(17 results)