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Relationship between mitochondria-ER interaction in placental development

Research Project

Project/Area Number 22K09601
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 56040:Obstetrics and gynecology-related
Research InstitutionWakayama Medical University

Principal Investigator

岩橋 尚幸  和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (50750907)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西辻 和親  和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (40532768)
池崎 みどり  和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (40549747)
井箟 一彦  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (60303640)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywords胎盤 / ミトコンドリア / 小胞体
Outline of Research at the Start

ミトコンドリア-小胞体相互作用というこれまでにない新しい視点から胎盤形成メカニズムを解明し、産科領域における重篤な疾患である妊娠高血圧腎症などの胎盤形成不全が関連する病態の、新たな治療標的候補としての有用性を検証する。これまでの小胞体機能解析技術に加え、もう一つの胎盤形成に重要と言われている細胞小器官であるミトコンドリアに着目し、胎盤形成メカニズムをミトコンドリア-小胞体相互作用という新しい視点から解明を試みる点で、学術的独自性が高い。本研究で得られる知見は、妊娠高血圧腎症などの胎盤形成不全が関連する病態メカニズムの解明を進めることができ、新たな治療標的としても期待できる。

Outline of Annual Research Achievements

最近新しく提唱された細胞小器官(オルガネラ)ネットワークとしてミトコンドリア-小胞体間のコミュニケーションがあり、新たな疾患病態メカニズムや治療戦略の開発の標的として注目されている。胎盤形成において小胞体に着目した研究やミトコンドリア機能に着目した研究は散見されるが、ミトコンドリア-小胞体相互作用に着目した研究はなくメカニズムが不明なままである。申請者は継続して胎盤形成メカニズムに関する研究を行っており、近年は小胞体という胎盤研究の領域ではまだ詳細な研究が行われていない細胞小器官に着目し、特に小胞体シャペロンであるカルレティキュリンの胎盤形成における重要性について成果を報告してきた。本研究は、これまで申請者が行ってきた小胞体機能解析に加えて、新たな解析対象としてミトコンドリア機能解析を組み合わせ、小胞体ストレス誘導も行うことにより、胎盤形成におけるミトコンドリア-小胞体相互作用の解明を進めることを目的とする。当院でヒトインフォームドコンセントを取得し、文書にて本研究に同意を得られた症例を対象とし、妊娠後期症例で帝王切開時に娩出された胎盤から胎盤絨毛初代培養細胞を抽出する系は確立することができ、安定して実験を進めるに十分な細胞数を抽出することが可能となった。ミトコンドリア関連タンパクのウエスタンブロットは問題なく検出可能であり、タプシガルギン(Thapsigargin Tg)およびツニカマイシン(Tunicamycin Tm)による小胞体ストレス誘導も問題なく作用し、評価系は確立されている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

胎盤絨毛初代培養細胞は増殖せず、帝王切開分娩がある際しか回収できないため、実験が遅れている。

Strategy for Future Research Activity

胎盤絨毛初代培養細胞に加え、シンシチウム化モデル細胞としてヒト絨毛癌細胞株であるBeWo細胞にForskolinを添加する系を用いて同様の評価を進める。タプシガルギン(Thapsigargin Tg)およびツニカマイシン(Tunicamycin Tm)により小胞体ストレス誘導を行う系および、研究者らがこれまでに使用してきた小胞体ストレス関連分子をノックアウトした細胞を用い、さらなるミトコンドリア-小胞体相互作用について解析する。ミトコンドリア機能解析として、細胞外フラックスアナライザーを用いた解析も予定している。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • Research Products

    (3 results)

All 2022

All Presentation (3 results)

  • [Presentation] 小胞体シャペロンーカルレティキュリンの胎盤形成不全における病態意義の解明2022

    • Author(s)
      岩橋 尚幸
    • Organizer
      第42回一般社団法人日本妊娠高血圧学会学術集会
    • Related Report
      2022 Research-status Report
  • [Presentation] 小胞体ストレス性カルレティキュリン膜移行は細胞性栄養膜細胞でeat-meシグナルとして働く2022

    • Author(s)
      西岡香穂, 岩橋尚幸, 南條佐輝子, 池﨑みどり, 西辻和親, 井原義人, 井箟一彦
    • Organizer
      第42回一般社団法人日本妊娠高血圧学会学術集会
    • Related Report
      2022 Research-status Report
  • [Presentation] 細胞性栄養膜細胞で小胞体ストレスにより膜移行したカルレティキュリンはeat-meシグナルとして働く2022

    • Author(s)
      西岡香穂, 岩橋尚幸, 池﨑みどり, 西辻和親, 井原義人, 井箟一彦
    • Organizer
      第30回日本胎盤学会学術集会
    • Related Report
      2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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