Project/Area Number |
22K09698
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
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Research Institution | 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター) |
Principal Investigator |
南 修司郎 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), 耳鼻咽喉科, 科長 (00399544)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | オンライン聴覚検査 / 人工内耳 / 補聴器 / 音楽知覚 / 難聴脳データベース / 脳機能画像 / 難聴 / 音楽 / 語音弁別能 / オンライン |
Outline of Research at the Start |
これまで「聴覚臨床に役立つ脳機能検査を確立する」という目標を達成するため、難聴脳DBを構築し、東北メディカル・メガバンクおよびHCPのコントロール脳機能画像データとを組み合わせてきた。語音聴取能や音楽知覚能といったより高次脳が関わる領域では、また客観的評価手法は確立されていない。客観的評価によるフィードバックが、効率的な聴覚リハビリテーションに必要とされている。また聴覚障害者を対象とした聴覚リハビリテーションにつながる音楽知覚能評価方法も確立されていない。今回、我々の難聴脳DBを活用し、語音聴取能や音楽知覚能の客観的評価手法を確立し、より効果的な聴覚リハビリテーションにつなげる。
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Outline of Annual Research Achievements |
【はじめに】補聴器または人工内耳装用者の音楽知覚については、純音に比べて複合音のピッチ弁別が困難であるがリズム知覚は良好で、このリズム情報が音楽を聴取する上での手がかりとなると報告されている。しかしながら、補聴器または人工内耳装用者自身が、補聴機器での音楽知覚を確認する方法がなかった。そこで、オンラインでの音楽知覚機能検査を構築した。 【方法】先天性失音楽症患者の評価方法Montreal Battery of Evaluation of Amusia (MBEA)を、聴覚障害者用に応用した。MBEAはメロディーの音階識別20問、リズム識別20問、 音楽記憶20問から構成されており、補聴器および人工内耳への直接入力機能を利用したオンラインでの語音聴取能検査も併用して構築した。 【結果】25人の被験者がオンライン聴覚を実施した。年齢の中央値は48.5歳(8ー74歳)であった。音楽知覚能検査の正解率の中央値は85%(57ー97%)であり、語音聴取能検査の正解率と相関する傾向を認めた。オンラインでの音楽知覚検査60問にかかった時間の中央値は9分49秒(4分52秒ー12分28秒)であった。 【考察】若年者から高齢者までオンライン聴覚検査を適切な時間で実施することができた。音楽知覚能検査と語音聴取能検査は相関する傾向を認めた。今後、異聴傾向と音楽知覚能についても検討を行い、また病院で行う聴覚検査との相関を検討することで、オンライン聴覚検査の精度についても評価を行う予定である。病院での語音明瞭度検査結果とオンラインでの語音明瞭度検査結果の差をDとする。Dの平均が0と仮定し、95%の区間(Coverage Interval:±1.96×Dの標準偏差)が、±5以内なら臨床的に許容され、オンライン語音明瞭度検査の同等性が証明される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
高度重度難聴者200人を難聴脳データベース登録した。 オンライン聴覚検査について、倫理審査承認を得て、音感と語音を調べるオンライン聴覚検査サイトを構 築し、25人が登録実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、異聴傾向と音楽知覚能についても検討を行い、また病院で行う聴覚検査との相関を検討することで、オンライン聴覚検査の精度についても評価を行う。単語のオンライン聴覚検査も構築する。
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