Project/Area Number |
22K09714
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
野島 愛来 順天堂大学, 医学部, 非常勤助手 (90897472)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 勝久 順天堂大学, 医学部, 特任教授 (70159614)
美野輪 治 順天堂大学, 医学部, 非常勤講師 (00181967)
呉林 なごみ 順天堂大学, 医学部, 客員准教授 (50133335)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 加齢性難聴 / カルシウム / 老化 / マウスモデル / イメージング |
Outline of Research at the Start |
老人性難聴は老化に伴う進行的な感音難聴であり、原因として議論されるものは多岐に渡る。これらは様々なレベルに帰属し、それぞれは多様な発症要因のひとつであって、全体を含めて発症に至る多様なネットワークを考える必要がある。ヒトの疾患そのものの詳細な解析は困難である事を考えると、加齢と環境ストレスを入り口とした全容解明のためには、加齢性難聴の動物モデルが必要であって、細胞内Ca2+動態が細胞内の多くの過程に関与することを考えると、長期間に渡り進行する聴覚機能障害・細胞障害を示すマウスモデルPmca2 変異体4 系統の解析は、Ca2+動態と難聴進行性にどのような関係があるかを明らかにする上で有用である。
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Outline of Annual Research Achievements |
老人性難聴の原因は多岐に渡ると考えられる。これらは多様な発症要因から成る複雑なネットワークによるものであり得る。詳細な疾患解析のための加齢性難聴の動物モデル、特に細胞内Ca2+動態が多くの細胞過程に関与する局面において、Pmca2変異体マウス4系統を用い、内耳Ex vivo及び培養細胞系蛍光イメージング法を適用してCa2+動態を観察し、その疾患との関係を明瞭にするために; 【Pmca2変異体表現型の継時的追跡】表現型の長期間の継続観察のため変異体モデルマウスを生産した。 【Pmca2変異体の発現細胞構築】変異体有毛細胞の解析のため、Pmca2変異体の発現培養細胞を構築し、原因遺伝子の生化学的な活性測定、カルシウム蛍光イメージング法によるflux dynamicsの解析を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
Pmca2変異体表現型の継時的追跡を行うため、変異体マウスの導入・生産を行い、カルシウム代謝異常が聴覚機能異常につながる証拠を得るためのモデルの準備を進めた。表現型の継続観察を行うための変異体マウスの導入および繁殖に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
長期間に渡り継時的聴覚機能障害・細胞障害を示すマウスモデルであるPmca2の変異体4系統を用いて、長期にわたる環境ストレス或は加齢そのものが内耳機能障害・細胞障害を誘起する機構・分子経路の詳細を明らかにする緒を探索する。そのために、モデルの効率的な生産に努め、これらを用いて、聴性脳幹反応(ABR)と組織学的解析を継続する。また、種々のマーカー抗体、を用いる組織学的解析を継続する。
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