Project/Area Number |
22K09798
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56060:Ophthalmology-related
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
根岸 一乃 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (10228281)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 近視 / メラトニン / 生活の質 / 睡眠 / 気分障害 / 主観的幸福度 / 内分泌 / 気分尺度 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、眼疾患のなかでも日本で疾患頻度が非常に高い近視患者、とくに近視が最も進行する時期である青少年期の近視患者の近視度数と睡眠、気分、主観的幸福感尺度の関係を明らかにすることである。20歳以上の大学生の研究協力者を対象とし、近視度数、睡眠の質、気分尺度、主観的幸福感尺度、ドライアイ症状についてのアンケートを行う。これらと近視度数・眼軸長・角膜曲率半径、神経内分泌機能測定(唾液(または尿・血液)のメラトニンなど)との関係を統計学的に解析する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は大学生の近視度数が、全身の健康とQuality of Life(QOL)、また、神経内分泌に与える影響を検討することであり、視覚機能に加えて複数のQOL尺度を評価することにより、近視患者の心身の健康状態を詳細に検討し、さらにサーカディアンリズムと関係の深い神経内分泌機能を測定することが特徴である。対象者の選択基準としては、同意取得時の年齢が20歳以上で、本研究の内容を理解したうえで文書による同意取得が可能なものとしている。被験者背景としては、年齢、性別、眼疾患ならびに全身疾患の既往歴、近視矯正の方法などを取得する。QOLの尺度としては、ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)、気分尺度(HADS),主観的幸福度(SHS)、うつ尺度(CES-D)、ドライアイ質問票(DEQS)のデータを収集する。また、神経内分泌機能は唾液と尿の検体を用いてメラトニン、セロトニン代謝物質、トリプトファン代謝物質を測定する。主要評価項目としてはPSQI,副次評価項目として、近視度数、角膜曲率半径、眼軸長、脈絡膜厚などの生体計測データ、神経内分泌機能測定、およびPSQI以外のQOL尺度を設定している。 今年度は、研究を開始するために倫理申請を行い、2022年7月29日に慶應義塾大学医学部倫理委員会の承認(承認番号20221050)を得、同日に実施許可を得た。その後、準備期間を経て2023年1月23日よりデータ収集を開始し、2024年3月31日現在、データ数は46例である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
被験者は学生を対象とする予定であるが、コロナ禍以降、オンライン講義とオンライン実習が増加し、被験者が来校する機会が減少したため、リクルートおよびデータ収集が遅れている。現在取得データ数は46例で、2024年5月末まではデータ収集を続ける予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画では、内分泌検査まで合わせて60例以上を目標としていたが、統計学的解析が可能な症例数には達していると推察されること、また、最終年度ということもあり5月末でデータ収集を終了し、データの分析を開始する予定である。
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