Project/Area Number |
22K09803
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56060:Ophthalmology-related
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
五味 文 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (80335364)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福山 尚 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (30814438)
小椋 有貴 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (60817451)
岡留 剛 関西学院大学, 工学部, 教授 (20396120)
角所 考 関西学院大学, 工学部, 教授 (50263322)
井村 誠孝 関西学院大学, 工学部, 教授 (50343273)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 自律神経 / ストレス / 瞳孔反応 / 急性発症 / 遷延化 / 変視 / 脈絡膜厚 / 自律神経機能 / 脈絡膜新生血管 / 中心性漿液性脈絡網膜症 / 黄斑 / 視機能 / 歪視 / 視力 |
Outline of Research at the Start |
中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)の視機能異常の経時変化に着目し、画像検査による網脈絡膜組織変化と視機能との関連を検討して視力悪化に至る要因を突き止めるとともに、可逆性のタイミングを検証する。さらに通常の視力検査では評価できない視機能異常の変化を見出し、これらの検討結果をもとに、患者の自己チェックによる適切なタイミングでの治療介入や、各視機能不良段階のニーズに応じた視機能補助デバイスの開発につなげることを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
中心性漿液性脈絡網膜症(以下CSC)患者の視力悪化を抑制すべく、研究に取り組んでいる。令和5年度は、CSCの発症メカニズムに関わる自律神経の影響を瞳孔反応から評価する研究について、より病態と関連づけながら進めることとした。急性と慢性のCSCで、瞳孔反応に違いがあるかをみたところ、急性CSCのほうがより交感神経優位、すなわちストレス負荷状態にあることがわかった。より詳細な検討で、交感神経優位がより顕著な急性CSCでは、CSC再発の可能性が高くなることを見出した。 CSC患者の視機能の自己チェックのための、デバイスの開発にも取り組んでいる。自身の手書きによる変視の記録化とその定量評価のためのソフトウェアを試作し、コンピュータに取り込んで、評価を開始したところである。 またCSC患者における網膜層構造と視機能との関連も調査し始めている。 国際共同研究では、CSCと同様に脈絡膜変化が起こる病態であるポリープ状脈絡膜血管症(PCV)について、人種による所見や治療経過の違いをまとめることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ほぼ予定通りに研究を遂行できているものの、新たなデバイスやソフトウェアの作成については、改良のための試行錯誤が必要のため時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
関西学院大学工学部とは、引き続き密に連絡をとりながら共同研究を進める。国内他施設とのコラボレーションも開始する予定である。
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