Project/Area Number |
22K09820
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56060:Ophthalmology-related
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
後藤 浩 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (10201500)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉本 昌弘 東京医科大学, 医学部, 兼任教授 (30458963)
臼井 嘉彦 東京医科大学, 医学部, 准教授 (50408142)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 眼部悪性腫瘍 / ドラッグリポジショニング / オミックス解析 / 人工知能 |
Outline of Research at the Start |
オミックス情報から疾患関連遺伝子と治療薬標的遺伝子(ターゲット)、および疾患を構成する高次元ネットワークを、異なるオミックスデータ間の横断的解析を通じて探索する。ドラッグリポジショニング候補として適切な疾患と治療薬の組み合わせを同定する新しい創薬手法の開発と、眼部悪性腫瘍への適応を目指す。ドライ研究とウェット研究を融合し、眼部悪性腫瘍治療のための臨床試験に有望な治療薬を同定する。
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Outline of Annual Research Achievements |
眼部に発生する悪性黒色腫やリンパ腫は、視機能のみならず生命予後にも影響を及ぼす疾患であるが、稀少疾患であるため他臓器の悪性腫瘍と比較して治療に関する研究の立ち遅れは否めない。そこで各種眼部悪性腫瘍に対するオミックス解析を行い、疾患関連遺伝子と治療薬標的遺伝子(ターゲット)および疾患を構成する高次元ネットワークをデータベース横断的に解析し、人工知能を応用したドラッグリポジショニング候補として適切な治療薬の組み合わせを探索、同定することを目的とする。様々なヒト由来眼腫瘍細胞株を用いたin vitroの解析により、インシリコスクリーニングで候補とされる薬物の作用についてその妥当性を確認し、眼部悪性腫瘍への新規治療法の開発を目的とした。種々のヒト由来眼腫瘍細胞株を用いたin vitroの実験により、インシリコ予測した既承認薬の抗がん作用の妥当性を確認した。各種眼部悪性腫瘍の生検検体と末梢血を用いて、プロテオーム、トランスクリプトームとメタボロームの網羅的解析を質量分析装置と次世代シークエンサーを用いて解析を行った。その結果、特に硝子体網膜リンパ腫と対象としてサルコイドーシスにいて検討を行った。眼サルコイドーシス、VRL、対照群の硝子体中のエクソソーム(EVs)からは計2,697種類、血清中からは計2,713種類のmiRNAが検出された。対照群と比較すると、眼サルコイドーシスでは硝子体中の25種類、血清中の36種類で、VRLでは硝子体中の52種類、血清中の77種類でmiRNAの発現に有意な差異がみられた。また、6種類のmiRNAが眼サルコイドーシスのみで、1つのmiRNA (miR-518c-5p)がVRLのみで発現していた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
各種眼部悪性腫瘍からの細胞株の樹立ができず、進捗が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
ぶどう膜悪性黒色腫の細胞株が樹立されたため、マイクロアレイ解析を行い、薬物の代謝や解毒に関連するヒト遺伝子(約30,000個)の発現変動をGene Chip (Human Genome U133 Plus 2.0 Array)を用いて網羅的に解析していく予定である。
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