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The role of tissue-resident macrophages in oral palate development

Research Project

Project/Area Number 22K09866
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 56070:Plastic and reconstructive surgery-related
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

菊地 陽  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (40868634)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Keywords口蓋裂 / マクロファージ / LYVE-1
Outline of Research at the Start

口蓋の発生過程においてマクロファージの果たす役割について検討した研究は過去にほとんど認められない。本研究では、独自に開発した口蓋ホールマウント染色標本技術を基礎として、発生期の口蓋に多数存在するマクロファージが果たす役割について検討することにより、口蓋裂発症のメカニズムの一端を明らかにすることを目的とする。神経堤由来の間葉系細胞が産生するヒアルロン酸が口蓋裂発生に深く関与するという過去の知見に注目し、ヒアルロン酸受容体であるLYVE-1を発現するマクロファージが果たす機能について特に注目して解析を行う。

Outline of Annual Research Achievements

口唇・口蓋裂は頻度の高い外表奇形であり、手術による段階的な治療が行われるが、残存する整容的・機能的問題は患者の社会生活上の大きな障壁となる。発症メカニズムを解明し有効な予防手段を開発することができれば社会的なインパクトは非常に大きい。申請者らは、発生期マウスの口蓋組織をホールマウント染色によって3次元的に解析する方法を独自に開発したが、本研究においては、正常の口蓋発生におけるマクロファージの果たす役割を明らかにすることを目的としている。
これまでに、マウス胎生14.5日目の組織を中心に、その前後の時期の口蓋組織を観察した。癒合しつつある1次口蓋と2次口蓋においては組織内に多数のマクロファージが観察されたが、特にLYVE-1陽性のマクロファージが多数検出されることが分かった。組織の癒合には血管の侵入が特に重要な役割を果たすことが予想されるが、その新生血管の先進部よりもマクロファージは前線に位置しており、その数の多さを鑑みても、口蓋組織の癒合において重要な役割を果たすことが示唆された。これらマクロファージを除去あるいは減少されるべく、妊娠母体マウスの腹腔内へクロドロン酸を投与する実験を行った。その結果、先行実験と異なり、胎仔におけるマクロファージの数は有意に減少せず、口蓋の発生についても通常と変化しないことが分かった。そこでクロドロン酸を羊水内へ投与する方法へ変更し条件検討を進めている。
また、PU.1-nullマウス(マクロファージを欠損する)における口蓋の発生を調べるべく交配を進めている。本マウスは死亡率が高く胎仔期の組織評価の難易度は高いものの、手技を洗練させて実験を遂行する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

マクロファージを減少させる薬剤投与実験が当初の予定通りに進まなかったが、投与経路を変更して条件検討を行い、概ね順調に進展している。
遺伝子改変マウスの交配も順調に進められている。

Strategy for Future Research Activity

引き続き研究計画に則り実験を進める予定である。
特に、クロドロン酸投与によってマクロファージを減少させた場合に口蓋形成の過程がどのように変化するかについて詳細に検討を行う予定である。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] マウス口蓋発生の組織学的解析(第2報)2022

    • Author(s)
      大滝真梨香、岡部圭介、菊地陽、中島由佳理、貴志和生
    • Organizer
      第31回日本形成外科学会基礎学術集会
    • Related Report
      2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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