Project/Area Number |
22K09945
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57020:Oral pathobiological science-related
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
下山 佑 岩手医科大学, 歯学部, 准教授 (90453331)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋山 有史 岩手医科大学, 医学部, 准教授 (10405798)
石河 太知 岩手医科大学, 歯学部, 講師 (10569247)
千葉 俊美 岩手医科大学, 歯学部, 教授 (40254784)
佐藤 俊郎 岩手医科大学, 歯学部, 講師 (50804952)
山田 浩之 岩手医科大学, 歯学部, 教授 (90267542)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | Streptococcus anginosus / 生物発がん / Tyrosine tRNA synthetase / S. anginosus / 食道がん / 生物発癌 / アミノアシルtRNA |
Outline of Research at the Start |
S. anginosus 感染により生じる上部消化管の発癌機序の解明を目的として,以下の検討課題を設定する. 1.健常者と上部消化管のがん患者ではSaYARS に生化学的な違いはあるか? 2.高病原性SaYARS はがん関連遺伝子,がん関連microRNA の変異や発現変動を介し,生物発癌に関与するか? これらの課題について検討を行い,本研究課題の問いを明らかにする.
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Outline of Annual Research Achievements |
上部消化管の扁平上皮癌発症のリスク因子として口腔常在菌であるStreptococcus anginosus が注目されている.申請者らはこれまでに本菌の病原因子について検討を重ね、本菌が特異的に分泌するTyrosyl-tRNA synthetase (YARS) が,細胞からの炎症性サイトカインや一酸化窒素の産生を誘導する新たな病原因子となることを明らかにしてきている.本研究では,このS. anginosus YARSが変異により強毒化した場合に上部消化管での生物発癌因子となる,との仮説のもと検討を行なった. 岩手医科大学分子微生物学分野に保有されているS. anginosus 健常者と癌患者由来臨床分離株計8株について、それらのYARS遺伝子をPCR法により増幅した。得られたPCR産物の精製を行い、DNAシーケンスにより健常者由来株と口腔がん由来株のYARS塩基配列の比較検討を行なった。その結果、健常者由来株と口腔がん由来株ではYARSの塩基配列は98.7%以上の高い相同性を示したものの、口腔がん由来株でのみ共通したアミノ酸変異を認める部位 (position; 286, 304, 384, 392)があることを見出した。 また、臨床分離株単離のための培養法についても検討を行い、酢酸を用いてpH5.0に調整したMS寒天培地において生育することを見出した。さらにこの培地では、S. mutansとS. sobrinusを除く口腔レンサ球菌の発育が阻害されることも見出した。 今後、臨床分離株のYARS配列の解析を行い、遺伝子組換え体を用いた病原性の検討が行われることにより、上部消化管生物発がんに関わる高病原性のS. anginosusの存在が明らかになるものと考える。
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