シェーグレン症候群における自己反応性T細胞の活性化因子の解明
Project/Area Number |
22K09949
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57020:Oral pathobiological science-related
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
飯塚 麻菜 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (80734821)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | シェーグレン症候群 / 自己免疫疾患 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、SS様病態の発症に関わる自己反応性CD4+T細胞およびその活性化因子との連関に焦点を当て、これまで不明であった発症に関わる自己抗原と臓器特異的集積機構および疾患特異的病因分子を明らかにする。また、マウスモデルの解析結果を軸に、SS患者における病態発症に関わる特異的分子の機能解析を行い、新たな治療標的を見出す。
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Outline of Annual Research Achievements |
シェーグレン症候群 (Sjogren's syndrome: SS)は、慢性唾液腺炎、涙腺炎を主徴とする臓器特異的自己免疫疾患である。標的臓器の導管、腺房周囲には自己反応性CD4+ T細胞の著しいリンパ球浸潤が認められ、腺房の破壊や萎縮により乾燥症状が引き起こされる。根本的な治療法はなく、乾燥症状への対処療法に頼るのみである。 病態形成初期における浸潤CD4+ T細胞の活性化がその後の免疫応答を惹起することから、その活性化機序および臓器特異的集積機構を解明し制御することは、疾患特異的治療法を開発する上で非常に有用である。 これまでに、自己免疫疾患との関連が多く報告されているTh17のマスター転写因子であるRORgtをT細胞に過剰発現させたRORgtトランスジェニックマウス (Tg) が、SS様の病態を自然発症することを報告した。Tgマウスの解析より、新たに病態の発症に自己抗体の存在が関与することを明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
SSモデルマウスを用いて、自己反応性T細胞の活性化による病態の惹起に関与する因子の探索を行った。その結果、自己抗体の関与を明らかにすることが出来た。
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Strategy for Future Research Activity |
自己反応性T細胞と自己抗体の相互作用について詳細に検討するため、BCRのレパトア解析を行う。病態に寄与するBCRが特定されれば、in vitroによりBCRの再構築を行い、病態発症における役割や、T細胞の活性化機序について検討を行う。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)