Project/Area Number |
22K10017
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57040:Regenerative dentistry and dental engineering-related
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
内部 健太 広島大学, 医系科学研究科(歯), 准教授 (20584618)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宿南 知佐 広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (60303905)
味八木 茂 広島大学, 病院(医), 特定教授 (10392490)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | レチノイン酸 / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / 骨形成 |
Outline of Research at the Start |
我々の体の骨組みとなる骨格組織への理解は、幼少期の健全な成育のみならず、高齢者における要介護状態の防止の観点からも、きわめて重要な課題である。私たちはこれまで、ビタミンAの代謝産物であるレチノイン酸に着目し、主に軟骨や筋肉といった骨格組織における機能を明らかにしてきた。これら一連の研究から、レチノイン酸の骨格組織形成への密接な関わりが証明されてきている。これらの研究成果を踏まえ、本研究ではいまだ明らかにされていないレチノイン酸と骨の形成・維持の関係について、個体から遺伝子レベルでの解析を行う。また、これを基盤として骨粗鬆症や骨折といった関連疾患の新たな治療法への応用も検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本申請研究では、レチノイン酸による骨の形成ならびに維持に対する制御メカニズムについて、個体から遺伝子レベルでの解析を行い、骨組織の形成における未知の制御メカニズムを解明することを目的としている。さらに、これら解析で得られた知見を基盤として骨粗鬆症や骨折、変形性関節症といった関連疾患の新たな治療法への展開についても検討することとしている。 本年度は、昨年度に引き続き、レチノイン酸シグナル関連因子の発現の確認を組織切片、培養細胞を用いて行った。昨年度はレチノイン酸受容体の各サブタイプの発現に集中して検討を行ったが、今年度はこれらに加えてレチノイン酸の合成や分解に関与する各種酵素や、レチノイン酸シグナルの標的因子として知られる遺伝子の発現についても検討を行った。また、個体への投与方法として従来我々が用いてきた経口による全身投与に加え、より標的部位特異的で副作用の発現抑制が期待できる局所投与の手法についても検討を行った。局所投与には薬剤を直接注入する手法と、微細粒子に吸着させ経時的に組織で薬剤を徐放する手法を採用し、いずれも全身投与した場合と遜色ない効果が得られることを確認した。疾患モデル動物への応用として、本年度はまず組織の異所性骨化モデルを用いて、レチノイド投与による骨化抑制効果の検討を行い、効果的に異所性骨化を抑制できることを確認できた。なお以上の結果は関連学会で発表を行い、現在論文投稿に向けて準備中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画全体としてはおおむね順調に進捗しているが、当初計画していたRNAシークエンスについてはサンプル準備の段階での条件検討が追加で必要であることが判明し、引き続き予備実験を行っているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度はRNAシークエンスもしくはその他の包括的解析方法を用いてレチノイン酸シグナルの骨関連細胞における標的因子の探索を行う予定である。また、計画最終年度となるため、学会発表と論文投稿を行う予定である。
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